【4889号】人ひととき 秋山 武子さん 主の声を聞いて生きる

 それは、十代の半ば、山の中の帰り道の突然の声であった。一人の婦人から「あんた、本山にキリストの教会ができたのを知っちゅうかね」「知らん」「一度、教会に行って、みーや」その声を聞いて、教会へと足を運んだという。

 そこに、初代牧師の川添徳治先生が待っていた。会ったのだけれども、すぐに、集団就職のため滋賀県へ行くことになった。その時に、片道10キロの道を川添先生が、駅まで自転車で来てくれた。聖書を渡されて、「苦しい時、悲しい時にも、どんな時にも、聖書を読みなさい」と言われた。本を読むことが好きだったので、聖書を読むことは苦労しなかった。

 会社から「宗教は何ですか」と聞かれ、迷わず「キリスト教です」と答えたという。

 まだ洗礼を受けていなかった。それに、会社は仏教系であった。働くことに疑問を覚えながら過ごす毎日であったという。一年後のある日、足の痛みを覚え、治療のために故郷に帰ることになった。それ幸いと思い、治療を終えて、近くの病院の見習い看護師として働いたという。これで、教会に行けると考えたからである。

 4月に帰ってくると、教会の礼拝に出席するようになる。数回、礼拝出席したペンテコステの時に、川添先生からの声。「来た来た。あの子が来た。今日は、あなたの洗礼式の日だから」と自分に向けられた声がした。「キリストの神を信じるかね」という言葉から、「はい」と答え、洗礼を授けられた。17歳の時であった。

 その後、キリスト者の夫と結婚することになった。高知市に移って自営業で働くことになった時も、高齢の母を介護することになった時も、礼拝生活をつなぐだけで精一杯であったという。

 「今では、嶺北の地に帰されて、朝と夕の礼拝、祈祷会、諸集会で、御言葉を聞くことが楽しみです」と答えた。

1936年高知県土佐町生まれ。会計長老を21年間務めた。土佐嶺北教会奏楽者。俳句が趣味。

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