【4687号】人ひととき 佐藤 恵子さん

 

キリストを証する記者として

恵子さんは、宮城高等女学校を卒業後、上京し同盟通信社に入社。戦後、会社は共同通信社となる。同期入社の女性が少なかった中で女学校にて培われた英語を生かして外国特信部に長く働いた。外国からのニュースを翻訳する部署とは違って、海外に出かけて行って取材し記事を書くことの多い部署だった。

同僚があまり行きたがらない外国取材を、チャンスととらえて、恵子さんはどこにでも出かけた。32年に亘る勤務で訪問取材した国は33カ国。思い出深い取材は、東西に分断されていたドイツ、まだソビエト連邦と呼ばれていたロシア、社会に根付いた相互扶助の精神を経験したデンマーク、ローラ・インガルスに憧れて訪ねた大草原、アメリカ・カンザス等々。特に南欧への思い入れは深い。

恵子さんは、どこに行くのも、誰と会うのもほとんど臆することはない。国王や女王でも取材したい、という意気込みだった。人はみな神に創られ、神の前に平等だ、という信仰があったからだ。どこに行ってもキリスト教があり、必ずキリスト者に巡り合うことができたし、教会を訪ね、讃美歌を歌い、いっしょに祈ることができた。世界宗教であるキリスト教を仕事の上でも実感した。

女性が進出途上であった職場に戦後すぐに働き、まだまだ珍しかった海外渡航をして取材をするといった大胆さは、恵子さんがお母さんのお腹にいるときから育まれたものに違いない。恵子さんの家庭では、祖母、母がすでに洗礼を受けたキリスト者で、4人の姉兄たちも教会に通っていた。母は、東北学院長シュネーダー宣教師の家政婦として働いていた。キリスト教、英語に囲まれて恵子さんは幼少からの宮城時代を過ごした。

生まれながらに与えられたものを十二分に生かしての仕事に悔いはなかった。なおゆるされている時間、キリストのものである記者として証を記してゆきたい、と願っている。

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