【4885号】2018年度新任教師オリエンテーション

 新任教師オリエンテーションは、6月11日より13日、ハートピア熱海において開催された。

 新任教師の参加者は、例年よりも多く51名であった。近年、新任教師の高年齢化が見られるが、今回は若い教師が多いという印象を受けた。希望と不安をもって遣わされた教会で伝道牧会に務めている様子を感じる三日間であった。

 一日目は、石橋秀雄教団総会議長から「教団伝道推進基本方針」に基づいて講演をしてもらった。マタイによる福音書28章18節以下の「主の伝道命令」に応えての教団の姿勢となる三つの柱「①祈祷運動・共に祈ろう、②信徒運動・共に伝えよう、③献金運動・共に献げよう」について詳しく話した。そして、自らの教会の信徒の死に至るまでの証しを語り、伝道と牧会について深く考えさせられた。

 二日目には、島隆三氏(前・東京聖書学校校長)に講演をしてもらった。「半世紀の伝道・牧会を振り返って」という題の下、札幌に生まれてクリスチャンホームで育ち、ホーリネスの教会で洗礼を受けホーリネスの信仰を大切にしての経験を丁寧に語った。戦時下のホーリネス系教会への宗教弾圧によって牧師が投獄された厳しい時代のことを話した。戦後、1969年には教団紛争が起こり、東京教区総会は開催できない状態が続いていった。ホーリネス系教会が、教団から離脱する人たちと教団に残る道を選ぶ人たちに分かれてしまったときの苦しさを語った。

 教団紛争以降に生まれた新任教師も多くなり、教団の歴史を生きている証人の語る言葉を重く噛みしめて聴くときであった。キリスト教には「チャレンジと慰め」が必要であるという励ましの言葉が印象深く残った。一同感銘をもって聞くことができたことを感謝している。

 講演に引き続いて、「震災の教団の取り組みについて」において、東北教区被災者支援センター委員長上野和明氏より「東日本大震災への対応―東北教区を中心に」として報告をしてもらった。

 次に「熊本・大分地震報告」が新堀真之九州教区書記によってなされた。震災2年を経たが復興の遅れが顕著に現れ、市街地が先となり地方は震災直後の状態のまま放置されていることが報告された。

 「牧会講話」を、元総幹事の長崎哲夫氏にしてもらった。牧会53年の経験を通して語ってもらい皆が感銘を受けて聴いた。

 「伝道師となって月1回の説教をすると、必ず執事が握手を求めて感謝をされた。そういう方に守られて、自分のような者でも神の器として遣わされているのを実感し、自分を育ててくれたのだと思う。教会は牧者を育てる役員がいるかいないかで違ってくる。牧者と信徒は、雇人の関係ではなく、祈りの関係であることを知ってほしい。深い配慮と忍耐を持たなければ牧会者となり得ない。牧師は、説教を通して一人一人を牧会していく。御言葉にしっかりと根を張ってほしい。牧師は説教の準備の中で神の恵みに与る。牧会は見失われた者を見つけて立たせ、神の器にさせていくのであり、ひとりの人をキリストに結びつけて見守っていくのである。自分自身が傷を受けたならば、それはつらいことであるが、神の目から見ると恵みのときであり、そのとき、他の傷ついた人の牧会者となるのである」と、新任教師への温かい励ましが語られた。

 新任教師一人一人は、遣わされた任地は異なるが、同じ伝道者としての苦労と喜びを分かち合うことができた。教区や神学校の違いを超えて豊かな交わりがなされた。

 最後は、新任教師オリエンテーションのために奉仕した方々へ感謝が述べられた。3日間を振り返って、充実したときを分かち合うことができたことを喜んで閉会を迎えた。(古旗 誠報)

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