「多様化する教会に向かって」をテーマに開催
6月4日、教団会議室にて、第51回在日大韓基督教会と日本基督教団との宣教協力委員会が、「両教会の宣教課題と宣教協力―多様化する教会に向かって」のテーマで開催された。
在日大韓基督教会からは、金鐘賢総会長、金健副総会長、呉永錫副総会長、趙永哲書記、中江洋一副書記、鄭然元宣教委員長、李明忠関東地方会書記、郭京煥関東地方会副書記、金柄鎬総幹事が出席した。
日本基督教団からは、石橋秀雄総会議長、佐々木美知夫総会副議長、雲然俊美総会書記、米倉美佐男宣教委員長、宮本義弘在日韓国朝鮮人連帯特設委員長、佐藤飛文歴史共同研究委員、秋山徹総幹事、道家紀一総務幹事、加藤誠世界宣教幹事、大三島義孝宣教幹事、井合綾子職員が出席した。 金総会長の説教「希望を抱いて」(マタイ25章16~30節)による開会礼拝の後、出席者自己紹介、前回記録確認、両教会の紹介がなされた。
その後、昼食をはさんで、「多様化する教会に向かって」をテーマに、秋山総幹事と郭副書記が発題をした。秋山総幹事からは、本協議会の歩みの振り返りと、今後の方向性について語られた。郭副書記からは、中国の朝鮮族による朝鮮族教会の始まりと、その歩みの紹介がなされた。
発題の後、今の日本における在日外国人の状況や、それらの方々を迎える教会の紹介、そして今後日本の教会では国籍や世代等の多様化がさらに進むと思われることなどを話し合った。
続いて、前回からの課題であった宣教協約文の字句の訂正および宣教協力にあたっての指針の改訂をしたほか、毎年8月に両教団の議長・総会長名で発表している「平和メッセージ」を作成した。 なお、歴史共同研究については、これまでの発表の資料をまとめて保管し、活動を終えることとした。
石橋議長の説教「天の門」(マタイ16章16~20節)による閉会礼拝をもって終了した。(雲然俊美報)