4月3日、教団会議室にて、第6回教団伝道対策検討委員会を開催した。
前回議事録承認、第3・4回教区議長会議報告の後、教団機構・財政検討小委員会より、「教団機構改定案・骨子」、「全国伝道推進献金試案」、「教団奨学金献金試案」が提示された。その主な内容は次の通りである。
日本伝道においては、各地域に立てられ、地域に仕えて伝道している教会・伝道所が伝道の拠点であり、それらを支えることが日本伝道の進展をもたらすものである。そのことを踏まえ、教団常議員会において、「祈祷運動」、「信徒運動」、「献金運動」の三つを柱とする「教団伝道推進基本方針」を策定した。
そして、伝道に集中する態勢を整えるために、教団の機構と財政の検討が必要であることから、「教団機構改定案・骨子」を作成した。その主な内容は、教団総会議員の減員、常議員会構成員見直し、現行委員会制の改編(総務局、伝道局の設置など)である。
また、各個教会・伝道所の基礎的財政支援と伝道力の向上・充実のための「全国伝道推進献金」、教団と協力関係にある学校、幼稚園、保育園、施設等との関係の維持発展のためにキリスト者の働き人を生み出し、支える「教団奨学金献金」を実施する。
協議においては、まず教団総会議員の減員から取り組んではどうか、機構改定の意図をもっと明確にすべきである、できるだけ各教区や教会・伝道所の理解を得るようにしてほしい等の意見が出された。
関連して、教団機構図を検討したほか、教団機構改定スケジュールについて、臨時教団総会を開催することの可能性等について協議した。
その後、文章を整えこれを常議員会に諮り、承認が得られた場合には、4月末から開催される教区総会に向けて各教区に送付し、その内容を各教区および教会・伝道所に理解してもらうように努めることを確認した。(雲然俊美報)