【4667号】牧師のパートナー

思いがけないところで…
片岡 輝美
(若松栄町教会員)
私の両親が牧会する若松栄町教会に夫が牧師として赴任してから二四年。四人の息子たちが成長し、昨年三月に四男が私の母校K小学校を卒業。私の六年間+子どもたちの十七年間=二三年間と人生のほぼ半分を通いました。PTAとしての関わりもあったため、母校との別れに寂しさを覚えた昨年の春でしたが、秋には喜びにあ ふれた経験をしました。
会津若松市企画調整課男女共同参画推進事業の一環「子ども人生講座」の講師としての依頼を受け、市立六小学校十九クラスの授業を担当したのです。テーマは「男女平等を考える」。
会津若松は県内でも早い時期に女性の権利のための運動が立ち上がり、今でも活躍する女性たちは多いのですが、現在、会津若松市による男女共同参画推進は「自分らしく生きる」を謳っています。
授業ではクイズやグラフを多用し、事前アンケートの発表や質問など、子どもたちとのやりとりが続きました。
例えば、こんな質問をしました。「お母さんは妹の私にはごはんの手伝いをしろと言うけど、お兄ちゃんには言わない。これをおかしいと思うか、思わないか」。意外な反応が女子からありました。「それは仕方がない、だって女なんだから」。また、次のような質問も。「赤ちゃんを産んだ女性が仕事をやめて育児に専念する。 これをおかしいと思うか、思わないか」。これに対しては「子育てはお母さんの責任だからおかしくない」「お父さんなら、突然怒り出して赤ちゃんを放りだしてしまうかもしれないから、育児は我慢強いお母さんがするべき」。家庭の事情や親の価値観が見えてきます。人の考え方や生き方が変えられるには何世代もかかることを 痛感しました。
しかし、前述のような考え方もあれば、心豊かに育てられたと思われる発言にホッとしたり、また、奇抜な発想に教室中が大笑いになってしまうこともありました。
そして、授業のまとめです。私のまとめは「平等の始まりは、自分を愛するように隣人を愛すること。自分を愛するとは自分の命やからだ、考え方生き方を大切にすること。それが、自分らしく生きていくっていうこと。そうなれば、自分以外のどの人の命もからだも生き方も、自分のと同じように、大切に思えてくるよね」。キ リストの「キ」も神の「か」も口にはしませんが、伝えたいことは、もちろん聖書のメッセージそのもの。
さらに「あなたは何を大切に、どのように生きていきたい?」との問いかけにどの子も深い深い思考の中へ。その表情はあまりにも真剣で美しく、私が圧倒されたほどでした。「こんなこと聞かれたことも考えたこともなかった」と、感想を書いた子どもたち。同行してくださった市役所職員からは「最後のまとめは教会で話され ていることですか?」との問いかけ。
故郷に帰り、地域との関わりのなかから与えられた経験でした。聖書のメッセージは思いもかけない時に予想もしない場所で伝えられていくようです。嬉しいことに、最後の授業は私と息子たちの母校K小学校でした。

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