【4872号】宣教師からの声 弘前にて神さまに仕えて

 私が仕えて4年近くなる弘前学院聖愛中学高等学校は、1886年にアメリカの婦人宣教師たちによって設立された。キリスト者の教員数は多くないが、毎朝礼拝がささげられ、聖書の授業がおこなわれ、教会暦にしたがって諸行事が祝われている。

 朝の礼拝では、生徒たちは讃美歌を歌い、短いながら説教を聞き、共に祈りをささげる。この礼拝が、ほとんどの生徒たちが初めて礼拝や聖書に触れる機会となる。生徒のキリスト者も多くないが、学校が福音のメッセージを聞き、神さまがどのような方であるかを初めて知る機会を提供する場となっている。生徒たちの多くは卒業後も聖書を手放すことはなく、聖書は、キリスト教について肯定的な思いや、学校生活に懐かしさをつないでくれる大切なものとなっている。朝の礼拝にて、日々、福音の種がまかれ、将来いつの日にか、イエス様を救い主として受け入れる方がいることを祈る。

 学校における私の職務の主なものは、英語科の教員として教壇に立つことで、英語の授業を担当することによって、生徒一人ひとりをよく知ることができ、良き関係を築くことができるようになる。教室で生徒たちに語りかけることによって、生徒たちの関心や信念として持っている考え方を知ることができる。これによって、私は、日本の文化をより深く知り、日本の方々とどうすれば共に福音に与れるかを知ることに役立っている。

 多くの生徒たちにとって、私は直接話す経験を持つ初めての外国人キリスト者で、毎日、生徒たちと神さまの愛を分かち合う小さな方法を探そうと心がけている。宿題について肯定的な言葉を返したり、共に祈り合ったり、生徒たちが私に伝えたいことに耳を傾けることなどである。

 私は、自分自身が多くの点で欠けの多い者であることに気づかされており、それにもかかわらず生徒たちとの日々の交わりの中で、神さまの愛が輝くのを見ることができている。私が語る言葉を神さまが用いて下さり、皆の心に触れて下さること、また神さまがどれほど私たちを愛しておられるかを示して下さるようにと祈ってやまない。

 通常の授業の他に、私は、校内の宗教部の仕事を任せられている。様々な仕事を担当しており、主な責任は、月に一度英語礼拝を担当することで、英語礼拝では、共に英語で讃美歌を歌い、日本語訳付きだが英語で短く説教をし、学校と生徒たちのために祈りをささげる。毎月、神さまが私の人生にどのように働いて下さり、またイエス様が私たちのために十字架の上でなされたことを語っている。教職員も生徒たちも、私がとりつぐ英語礼拝のメッセージにより、聖書がより親しみやすく、わかるようになったという声も聞き、神さまに感謝している。

 いま一つの喜びは、週に一度の女子生徒たちの聖書研究会での学びで、毎週、数名が私のところに集まり、お喋りをしたり、讃美歌を歌ったり、英語と日本語で聖書を読み合ったりしている。このように、生徒たちを知り、共に祈り、聖書をより深く学ぶ良き場とが与えられている。最近になって、聖書研究会の中の2人の生徒が、私と共に教会に集うようにさえなった。

 異国の地で神さまに仕えることは容易なことではないと思われるようなこともあるが、私を弘前に導いて下さった神さまに感謝しており、また神さまの愛を分かち合い、日本の若者たちにイエス様のことを伝えることができることも感謝している。聖愛中学高等学校の教職員と生徒たちのことを皆さまの日々のお祈りのうちに加えて下されば幸いだ。それが困難になることがあるとしても、それでもなお、福音のメッセージは伝わることだろう。神さまのお力が、聖愛中学高等学校を通じて、生徒たちとそのご家族の皆様に伝えられるようお祈り下さい。 (Kyodan Newsletterより)

(ローラ・パーカー  アメリカ改革派教会信徒宣教師・弘前学院聖愛中学高等学校)

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