今年度も各教区総会を問安し、教区における伝道および教会・伝道所、関係学校・施設・団体等の働きの一端を知らされ、とても励まされた。教区総会において耳にした言葉の中から、心に残ったものを紹介したい。
「隣の教会と言っても距離では100キロを越えている。そこを牧師や信徒が出かけて行っている」(北海教区総会にて)。あらためて北海教区の広さを思わされ、日常的にそのような距離を移動して宣教協力されていることにとても励まされた。
「教会では70代が中核です」(西中国教区総会にて)。とかく高齢化のことが言われるが(この頃は老人クラブでも高齢化が進んでいる)、教会ではたしかに70歳代が教会を支え、働きの中心となっていると共感した。
「献げる喜び・つながる恵み~関係の豊かさを生きる『合同』教会~」(兵庫教区総会の主題)。小規模であっても各地域に教会・伝道所が存在することこそは教団の豊かさであること、つまり「存在の豊かさ」ということをいろいろな機会に話している。しかし、それだけではなく、各教会・伝道所相互の関わりを生み出して行くこと、つまり、「関係の豊かさ」を作り出すことが、これからの教団の進むべき方向性と強く思わされた。
最後に、とてもうれしかった言葉。「書記談話を楽しみに読んでいます」(複数の方より)。どうもありがとうございます。
(教団総会書記 雲然俊美)