第4回年金局理事会が6月16日~17日、教団会議室で開催され、理事、監事、東京教区支区代表、支える運動推進委員長ら総勢27名が出席した。
「2015年度年金局事業報告ならびに決算書」および「2017年度財務計画」が審議され、承認された。約750名の隠退教師と遺族に遅滞なく年金が給付され、その総額は4億5700万円であった。給付額が掛金額より1億2600万円多く、これを謝恩日献金、隠退教師を支える運動・100円献金、資産運用益等で補っている。収支差額は3000万円のプラスで、これを積立金に繰り入れて、2015年度末の積立金は41億4400万円となった。謝恩日献金1億1千万円を目標額に掲げて9年経ているが、教団年金、謝恩日献金が全ての教会・伝道所、信徒に理解、認識されるように努めることを確認した。
4年半を費やして今年3月末に上梓された冊子『教団年金のあゆみ』が出席者に配布された。理事会では青地恵前業務室長の陪席を得て、教団年金の歴史について3時間かけて学んだ。日本基督教団創設時からの記録を詳細に調べ上げ、また関連する社会の動き、公的年金の動き等も盛り込んだ『教団年金のあゆみ』となっている。謝恩日献金、隠退教師を支える運動・100円献金を理解するための資料となると思われる。
変動の激しい世界情勢の中にあって、教団年金を守るために様々な意見が交わされた。出席者一同は教団年金の健全な進展を祈り、理事会を終えた。(籔田安晴・櫻井淳子報)