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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4836・37号】御言の恵みを重ねて

2016年3月12日

 私の仕える静岡教会も毎週水曜日の昼夜に聖書研究祈祷会を行っている。多くの教会と同じように聖書の御言に聴き、その後にグループに分かれて祈る。そこで与えられた御言の恵みに共に立ち、共に祈ることは教会にとって大きな喜びとなる。信仰の養いであり、また使命を自覚する時ともなる。しかしその喜びと恵みを積み重ねる業がどれだけ為されているのか自問している。その時々の恵みに与るだけでなく、恵みに恵みを重ね、喜びに喜びを重ねて教会が信仰を強められる、その経験が大切だと考えるからである。祈りを重ね、聖書の御言に親しむのは私たちにとって日常のことであり、分かりやすい。しかしそこで強められた肢々と教会が更に将来に向かって成長している姿をしっかりと捉えたいものである。庭の木々は昨日と今日は同じように見えるが、1年経てば明らかに変わっている。私たちが気がつかない間に大きくなっている。教会も御言の恵みを重ねて強められているのである。ますます私たちの中に主の贖いと復活の事実が鮮明になり、主の再臨への希望がふくらんでいる。そして世の人々への伝道と奉仕の業が喜びをもって為されて行くのである。教会はこの時だけに立ってはいない。将来を担う人々、将来の肢々に信仰内容とその恵みを手渡していくのである。今一方で新会堂建築を祈りながら、一方で説教や聖書研究の内容を文書にしている。教会の年輪、御言の恵みの年輪を感謝しながら。(教団総会副議長 佐々木美知夫)

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