【4835号】荒野の声

 2階にある礼拝堂に上る階段、踊り場の壁に教会学校のクリスマスページェントの写真が数葉、年を越して貼ってある。階段を上る者たちの目に留まる。エレベーターもあるのだが、礼拝を献げるところには年を重ねても自分の足で上りたいという者も少なくない。踊り場で一息、写真に見入る。▼今年は登場人物たちの衣装を新調した。長年にわたり使ってきた衣装もだいぶ疲れてきていた。羊飼いなどは労働着としてそれも味わいだったが、さすがに東からの博士たちのものは立派になった。新調するに裁縫の得意な教会員に協力してもらった。上手な人がいるものだ。すばらしい出来映えだった。自ら縫った衣装を着ている子供たちが告げてくれるクリスマスの喜びを、これら奉仕者たちも特別な思いで聞いたことだろう。▼年末年始、慌ただしく過ごして早2月。クリスマスの暖かさはずいぶん前のことのように思えるが、階段の写真を見る度に、その暖かさを思い起こす。御子がわたしたち罪人のために赤子として生まれてくださったことを知るがゆえの暖かさである。写真は、受難節の始まりまで貼られていた。御子が降誕された喜びは、キリストの負われた受難に直接結びついている。年を越してもなお、喜びが深められてゆくのは本当に幸いだと思う。

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