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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4834号】委員会コラム 社会委員会 教会らしく社会問題を扱う 芳澤 信

2016年1月30日

 多くの社会的課題・問題・宿題が山積中であります。 災害、基地、貧困、人権等…。関わるからにはそこには「責任」と「継続」が大切です。事柄への真摯な態度と同時に、後に続く者へのバトンタッチは関わり続ける我々の務めです。

 しかし、最も忘れてならないことは、「神の民」として、 「主イエスの弟子として」種々の課題に取り組む姿勢です。それが即ち、「教会らしく」社会問題を取り扱う、ということでしょう。昨今、世界は、怒り・憎しみ・報復などの原理で動かされる傾向にあります。それに、「私利私欲」的に関わる国や個人も多くあります。教会人として問題を考える時、その原理で動いていい筈がない、と思わされます。中心は、「神がそれを喜ばれるのか」ということでしょう。それは、神の福音に生かされている教会人の為すべき生き方でしょう。ならば、聖書の中心メッセージは何かということが委員会を動かす原動力とも言えます。

 言うまでもないことですが、我らが受け取った良き知らせは、主イエス・キリストの「十字架と復活」を中心にした、 神の赦しと憐みに生かされている者であるということです。この第39総会期に課題を担う我らは、社会人として関わる前に、まず一人の、神に赦され、和解させて頂いた罪人として、教会人として真摯に、焦らず、右往左往せずに、歩みを進めたいと思っています。そのためには、全国的支えと理解が不可欠です。全国の諸教会に新年の恵みが豊かにあるよう祈ります。(社会委員長)

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