第39総会期第2回社会委員会が6月16日~17日、札幌教会を会場にして開催された。
会議の前の15日~16日にフィールドワークが行われ、札幌にある社会福祉法人神愛園を訪問する機会が与えられた。神愛園は、キリスト教社会事業同盟に加入している法人である。
始めに神愛園清田を訪ねた。そこでは、神愛園の歴史について、特別養護老人ホームについて、軽費老人ホームについて学び、現在の課題、さらには制度上の問題について学んだ後、施設見学をした。
次に神愛園手稲を訪ねた。現在神愛園手稲は、特別養護老人ホームの建て替えが行われていた。現在の建物は45年前に建てられたものであり、老朽化等の理由からである。移設新築に約13億円かかり、補助金がないため、7億円の自己資金と6億円の借入金で行われる。
神愛園は創立当初から、施設での礼拝を一日も欠かすことなく行っている。このような施設は、全国でも多くはない。教派を超え、地域の牧師に来てもらっている。冬の気候条件は厳しい中であるが、毎日礼拝を守るために並々ならぬ努力がなされている。
神愛園がこの地で尊い働きを続けることが出来るのは、主の御言葉に養われ続けているからである。生きて働く主のお姿を見させていただいた。
その後、開催された委員会では、開会礼拝の後、諸報告がされ、特記すべきことは、ACTの要請に応え、ネパールの大地震の募金を行っていること、「第3回『マイノリティ問題と宣教』国際会議」に教団が後援団体となったことの2点である。
協議事項としては、2014年度の決算が承認されたこと、次回以降の社会委員会の内容、第39総会期全国社会委員長会議等について協議した。
その他、社会委員会の使命に関わる事柄について協議し、意見を交換した。
次回委員会は9月28日~29日に京都で開催する予定である。
(加藤孔二報)