【4824号】2015年度新任教師 オリエンテーション

 6月15日~17日まで、新任教師オリエンテーションが天城山荘にて開催された。新任教師オリエンテーションは、教規43条(2)により、教師委員会がつかさどる教師研修として行われている。今年も例年のように、主題「教団の教師として宣教を共に担う」のもと、3日間のプログラムであった。4月より教会やキリスト教学校で仕えはじめて3ヶ月ほど経過して、様々なことを経験してきた新任教師にとって、教団の教師として立てられた同労者と過ごす貴重な3日間であると考えてプログラムを設定している。今回の参加者は新任教師43名、教団・神学校関係者25名、総計68名であった。

 1日目は開会礼拝(説教・菅原力委員長)からはじまり、石橋秀雄教団議長から講演「日本基督教団の伝道」があった。石橋議長の講演は、東日本大震災10億円募金に教団が一致して献金運動として取り組み、これを達成することができたことから、さらに伝道協力として一致することが求められていることについて語った。その伝道協力として2015年度から伝道資金が開始されたこと、その一例として東京教区が伝道資金を申請して実施した伊豆諸島および離島教会の修養会、礼拝なしには信仰が成り立たないという信徒によって自身が育てられたこと、最後に伝道協力によって一致するためには逆転してならない二つのことがあること、すなわち「洗礼から聖餐へ」と「伝道から愛の業へ」という順序を逆転してはならないことを強調して締めくくった。夕食の後には、交わりのときをもって、1日目を閉じた。

 2日目は朝の礼拝(説教・阿部晋也伝道師)からはじまり、午前は次の3つのセッションであった。

 佐々木美知夫教団副議長「教団の教師像」。教師として立てられるとは「教憲・教規により主の体たる公同教会の権能を行使するためである」という教憲・教規における教師像を確認し、自身の経験をふまえて教会や関係学校などにある教師像と共に教師が育てられていく必要性が語られた。

 岡本知之教師養成制度検討委員「教師養成の昨日・今日・明日」、これは例年特別講師を迎えて行う講演に代わるものとして企画されたもので、現在教団が取り組んでいる教師養成の課題についての講演であった。日本社会が直面する超高齢化社会の中で、教団は大きな岐路に立っているとの認識から、①今後教師に求められること、②教師養成に求められること、を取り上げた。特に②については⑴教師養成の出発点(信徒訓練)、⑵献身(神学教育)、⑶准允(教会訓練)、⑷生涯教育、⑸メンタルケアーというプロセスがあること。⑴⑵は神学校に求められることで、教会形成力をもつ教師の養成が求められること。神学校と協力する神学校委員会の再建も視野に入ること。⑶⑷⑸は教団が担うことが求められること。教規上では認められない任期制の発想が教会の中に入り込み、教会が教師を雇用する形態になり、神の派遣した御言葉の役者という教師観が変化しているのではないか。何よりも教師に求められるのは、①教会だけしか語ることができない言葉を持つこと、②覚悟を決めて仕えること、にあるのではないかとの提言があった。その後に活発な質疑応答がなされた。

 雲然俊美教団書記「震災の取り組みについて」、資料によって、教団がこの4年間に行ってきた取り組みについて報告した。

 午後のセッションは、長崎哲夫教団総幹事「教団の機構について」、教団の教勢の推移、機構図を参照しながら教団の機構、さらに関係団体や海外教会との関わりについての解説があった。引き続いて教団三局などの「教団の取り組み」(事務局・出版局・年金局・隠退教師を支える運動・宣教研究所・部落解放センター・教師委員会)について、それぞれの担当者からの説明があった。

 午前と午後の長いセッションを終えて、自由時間には温泉や浄蓮の滝散策などリフレッシュのときをもち、夜には7分団に分かれて語り合いのときをもった。この分団は付属施設のある教師や主任担任教師の分団もあり、それぞれの課題を分かち合った。

 3日目も朝の礼拝(説教・北口沙弥香伝道師)からはじまり、毎年好評の「牧会講話」のときをもった。今年も小島誠志牧師(久万教会)が駆け出し時代から今日までの歩みを通して、ユーモアをこめて語る言葉は、新任教師にとって励ましと慰めの講話となったようである。最後は参加者が一言の感想を語る「全体のまとめ」、閉会礼拝(説教・大友英樹委員)をもって、3日間のプログラムを閉じた。

 なおオリエンテーションの期間中には、教師委員会を開催し、委員会に託されている事項の審議を行ったことも付記しておく。
(大友英樹報)

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