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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4824号】荒野の声

2015年7月25日

 巣から落ちたのか、雀の子を息子が連れ帰ってきた。雨の日で濡れてほとんど動かない。動物病院に電話し介抱の仕方を聞くと、とにかく暖めてやることだ、と言う。湯たんぽを置くことを教えてくれた。置いてやると身体をくっつけている。それでも濡れた羽根がなかなか乾かないので、電気スタンドのランプを近づけてやった。▼しばらくすると動き始め、元気が出てきたら与えるように教えてもらった餌を食べるようになった。最初のうちは立ち上がることもままならなかったが、元気が回復してくると、羽もふっくらとし、足にも力が入るようになった。箱の中に渡した枝にもとまれるようになった。▼そうして一週間、朝、冷たくなっていた。前の晩は餌もよく食べてさえずっていたのだが。丁寧に対応してくれた動物病院にお礼を兼ねて報告に行くと、雀はわからないことが多く直前まで元気でも急に死んでしまうことがあると教えてくれた。自分も幼いときに弱った雀を連れ帰って世話をしたが、元気にして空に返すことができなかったことを思い出した。▼小さな雀一羽をもお忘れにならないお方、小さな雀一羽の生命をも支配なさるお方、このお方のお許しがなければ雀も地に落ちることはないことを、この一週間の小さな出来事に思った。

教団新報
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