1月29日、富士見町教会にて、シリアで武装集団に拘束され、安否の詳細が不明となっていた2名の日本人、後藤健二さんと湯川遥菜さんをおぼえて、祈り会が開かれた。この祈り会は、教団三役の相談で緊急に開かれたものである。
本事件が報道された当初より、後藤健二さんが日本基督教団田園調布教会の信徒であることが知られ、教団の諸教会・伝道所をはじめ他教派の信徒と教職から、田園調布教会と事務局に祈りの声が集まり始めた。この状況に応え、三役の強い願いによって祈り会が開催された。
特に石橋秀雄議長は、昨年末から諸教派と共にシリアの平和をおぼえて祈り、また教団教育委員会がクリスマス献金の送り先として、シリアとレバノンのこどもたちのためにとうたっていることを考慮して、是非とも祈り会を開催したいと決断した。
石橋議長は、エフェソ2章13節~17節の御言葉から「遠く離れているものを近くの者に」と題して、神から離れている現実の罪について語り、数名による祈りの後、主の祈りを合わせ慰めと希望を与えられるときとなった。
48教会、その他3団体計80名の出席があった。
その後、事態は痛ましい結果となった。しかし、なお、この事件を忘れることなく平和の祈りを強くして行きたいと願う。
(道家紀一報)