【4814号】東日本大震災被災地 冬のプログラム

台湾・第3回キャンプ実施

 2015年、新年明けてすぐの1月4日~7日まで第3回こひつじキャンプin台湾が実施され子ども13名、保護者7名、スタッフ5名の計25名が参加した。

 最初に渡された行程表に私は驚いた。2日目のプログラムでは10時~12時「遊覧船での自然観察と浜辺での水遊び」、13時~17時30分「公園での自由遊び」というような大枠のプログラム立てだったからだ。子どもたちが飽きるのでは、という私の心配をよそに、汗ばむほどの陽気の浜辺で子どもたちは砂遊びをし、打ち寄せる波の水しぶきを楽しみ、かにを捕まえては掘った潮だまりに入れて眺めていた。

 午後からの4時間半はドッチボール、サッカー、バスケットボールと1つのボールで屋外コートを縦横無尽に駆け回わり、鬼ごっこをして遊ぶ。広場ではボール遊び、凧あげ、シャボン玉飛ばしだ。初めて会う子ども同士でも外遊びを通してすぐに打ち解けている。

 「見て! こんなに葉っぱ集めたの」。6歳の女の子がビニール袋に集めた葉を見せにきたが私の反応は鈍かった。それを見てお母さんが私にぽつりと声をかけた。「うちでは葉っぱ、禁止だから」。放射能の実質被害の脅威の中で生活されている方々の思いに、私自身が寄り添えずにいたことを感じずにはいられない。

 子どもたちを放射能から少しでも守りたいという家庭にとって保養キャンプへの参加は欠かせないという。だから「初参加を優先するのではなくリピーターの家庭にもチャンスを広げて欲しい」。こひつじキャンプにかける思いの大きさを知った瞬間だった。「台湾の人と仲良くできるだろうか」。心配を口にした子どももいたが、口碑小学校とスポーツ交流した時の喜び一杯の笑顔に、「ここには国境はない」という羅仁貴議長の言葉を実感した。

 今回、台湾基督長老教会、台南中会、宿舎を提供して下さった左鎮教会の皆様に深く感謝すると共に、日本基督教団の各個教会とパートナーシップが持てたらという願いを示して下さった関係者の皆様に心からの謝意をお伝えしたい。(青木麻里子報/東梅田教会伝道師)

 

仙台・仮設自治会と共に準備、開催

 エマオ仙台がずっと関わっている七郷中央公園仮設住宅で、12月20日クリスマス会が開かれた。クリスマス会を手伝うのは、今回で3回目になる。

 60世帯規模の仮設に現在住んでいるのは24世帯50名で、これが年明けにはさらに20世帯まで減る。仙台では少しずつ仮設から復興住宅への移動が始まっている。2015年度中にほとんどの方が仮設を離れることになりそうな中、これが最後のクリスマス会になるかもしれないというのが、仮設の方々の思いだった。

 自分たちだけではなく、隣のもっと小さな仮設である荒井7号公園仮設住宅と荒井2号公園仮設住宅、そして仮設を出た方や近隣に住む借り上げ仮設に住む方々にも声かけした。仮設自治会とエマオでの準備には2ヶ月をかけた。

 当日、知的ハンディを持つSさんがサンタクロース役をした。笑顔をキラキラ輝かせてSさんが、「おめでとう」と言いながら一人一人にプレゼントを手渡した。一杯になった集会所に、神さまからの深い祝福が溢れていた。

 しかし同時に、一体いつ仮設を出ることが出来るのか、見通しが立たない方も、被災地には沢山いる。

 イエスの誕生は、「神さまが私たちと共にある」(マタイ1・23)という福音を伝えているが、その神さまに生かされている私たち教会には、「仮設に残されている方たちと最後まで共にある」ことが、求められていると思う。(佐藤真史報/エマオ仙台専従者)

 

石巻・子どもたちに遊び場を

 エマオ石巻は、事務所のある地域の小学生たちを対象にした「いしのまきっこ広場」を毎月開いている。

 石巻では仮設住宅に住む子どもたちに遊び場がなかったり、元の生活に戻った家族も親御さんが生活再建のために手いっぱいだったり、地域の公園が津波被害からいまだ復旧できていなかったりといった事情があり、子どもたちの遊び場となればとの思いから開かれている。

 夏休みや冬休みには数日間の特別プログラムも組む。その第16回目を2014年12月24〜26日毎午後、釜会館という近所のコミュニティセンターで開いた。各日13〜18名の子どもたちが参加した。スタッフ3、4名のほかにボランティアワーカーも4名かけつけた。3日間とも前半は冬休みの宿題をやり、後半はスタッフとワーカーがアイディアを出しあって準備した企画を行った。

 1日目は、つたのリースに木の実やドライフラワー、クレープ紙などを自由に飾りつけた。

 2日目はクリスマス会として、クリスマスプレゼントに到達するためのクリスマスじゃんけんや謎解きゲームをした。その後、用意されたゼリーに各自お好みでトッピングしたパフェを食べた。

 3日目はビニールで凧をつくって揚げた。晴天に強風という絶好の凧揚げ日和だった。

 子どもたちは部屋の中外問わず元気いっぱい走り回り、笑い声溢れる3日間だった。被災経験をそれぞれに抱えた子どもたちがたくましく生きる姿に希望を感じたクリスマスだった。
(深谷有基報/エマオ石巻専従者)

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