韓国基督教長老会
チェ・プオク副総会長
ファン・ヨンデ議長、リ・ホーソン副議長、ベー・テジン総幹事から、宜しく。
47年に亘って、韓国基督教長老会は、貴教団とパートナー関係を築き上げることができ感謝している。貴教団が1967年に韓国三教会と協約を結んで下さり、共に発展することが出来た。
3年前に東北地方で起きた、地震・津波・原子力発電所事故の際、大韓イエス教長老会、基督教大韓監理会と共々、貴教団と深い連帯で結ばれた。また復興プロジェクトでの協力、支援のとりまとめを行い、被災地の方々に寄り添うこともできた。私たちの教団は南北統一のために毎週月曜日に祈祷会をはじめた。また、セウォル号沈没事件での犠牲者遺族のために、慰めと平安を祈り、事件の調査を徹底的に行えるよう動いている。祈りに覚えていただきたい。
台湾基督長老教会
チェン・ウェンジェン副議長
貴教団と台湾基督長老教会(PCT)は永きに亘り宣教パートナーとして旅して来た。喜びと悲しみの時を共にする中で、関係が深められてきた。三つの経験を分かち合いたい。一つ目は、PCTは2010年から「一人が一人に」の宣教運動を開始した。信徒たちが、霊的に養われ、奉仕、宣教、より良い関係の構築を経験するためである。二つ目は、「神を愛し、隣人を愛しなさい」との最も重要な掟を生きるべく、信徒たちが献身、献金、力を献げる生活になるように計画を実施している。三つ目は、「あなたがたは行って全ての民を弟子にしなさい」との使命に関することである。PCTの宣教は1864年から始まって、病院、学校の設立、社会奉仕も行って来た。1970年から、人権、社会正義に努めて来た。PCTが、台湾人と共に喜び、共に泣いて暮らすことにより、教会は、台湾人の希望になる。
最後に、来年はPCT創立150周年であり、お祝いの行事がある。記念式典に、参加していただいたい。
大韓イエス教長老会
チェ・ヨンナム副総会長
3年半前に東日本に起きた大地震、津波、原子力発電所による放射能流出に対して、残念な気持ちを禁じ得ない。日本国民がこの苦しみから、神の愛によって癒されることを願っている。貴教団主催の「東日本大震災国際会議」に参席し、私たちも核問題に対する警戒心を持つことになった。昨年行われた、世界教会協議会(WCC)第10回釜山総会への御教団の参加に感謝する。私たちは、2012年から2022年まで「癒しと和解の生命共同体10年」というビジョンをもち、世に神の正義や平和が実現されることに励む。来年2015年、太平洋戦争が終わって70周年を迎える。東北アジア地域における平和と、南北の平和統一のために努力していく。貴教団も「ヘイトスピーチ」などに苦しんでいる在日韓国人のことを理解し、助けることをお願いする。
合同メソジスト教会
小海 光宣教師
合同メソジスト教会監督代表ローズマリー・ウェナー、世界宣教部総幹事トマス・ケンパー、並びに、世界4万の教会に代わり、キリストにある平和の挨拶をお伝えすることが出来る祝福を感謝する。
合同メソジスト教会は、その前身である米国メソジスト監督教会の時代より、日本伝道、宣教活動への召命を受け、1873年、初代の宣教師ロバート・マクレイを送りだして以来、教会はもとより、学校、社会福祉施設を通して、キリストの福音と愛を伝えるために仕えて来た。多くの宣教師の活動の過程で、日本基督教団との関わりと、信頼があったことは言うまでもない。現在も、合同メソジスト教会から派遣されている宣教師12名は、日本各地でミッション活動に取り組んでいる。東日本大震災では、各地から集められた献金を、篤い祈りと共に、教団を通して送らせていただいた。将来に向けての私たちの祈りは、2005年の日北米宣教協力会解散の後切れていた、日本基督教団と合同メソジスト教会との間の宣教協約関係を回復し、ミッションパートナーとして、日本の地で主なる神の御業のために仕えて行くことである。
連帯福音宣教会
ユルゲン・ライヒェル総幹事(代読:サビーネ・クルーガー宣教師)
連帯福音宣教会(EMS)の交わりはまず祈りの共同体としてある。ガーナ、インド、韓国、その他、多くのEMSのメンバー教会が貴教団と思いを共有し、団結して祈っている。
今年7月に貴教団が示した大いなる歓待と友愛は心に強く残っている。日本の教会とEMS所属する教会の絆が2世代にわたって築き上げられて来た。悲しみと喜びを共にし、新しい試みに目を向けようとしてきたことが、私たちを強く結びつけた。
EMSは、東日本大震災の後、貴教団の牧会体験の実話から、多くのことを学んだ。神と人・自然・文化との結びつきへの私たちの理解を強めた。東日本大震災国際会議で採択した“仙台宣言”を広めるために、2015年6月に予定されているドイツ教会大会で貴教団の座席を確保した。EMSの多くの教会が、復興のために祈りを合わせている。
シリアで傷ついた子どもたちへの支援を感謝する。EMS議長マリアンヌ・ワーグナーとともに、聖霊のみ名によって、日本の人たちと教会への挨拶とする。
在日大韓基督教会
チョー・ジュンレ総会長
リ・キョンエ総会長夫人
主にある兄弟姉妹と日本基督教団の上に主の豊かな恵みと導きがあるよう祈る。私たちを取り巻く状況は、悪い方に変化している。特にヘイトスピーチの問題は深刻である。人種差別的な扇動が繰り返されている。在日大韓基督教会はこの問題に対処するため、世界教会に呼びかけ、2015年11月に第3回マイノリティ問題と宣教戦略国際会議を開催する予定である。小さな教団である私たちにとって大きなチャレンジとなる。協力をお願いする。
1984年に結ばれた宣教協約関係は、30周年を迎え、記念式典を行うことが出来た。これまでの歩みが信頼関係を積み重ねる歩みであったならば、これからの歩みが、神の平和を担い実践して行くものとなることを信じる。
アメリカ合衆国長老教会
イム・チュンシク東アジア担当幹事
ウイリアム・モア宣教師
アン・モア宣教師
第221回総会の議長、ヒース・ラダ長老から宜しく。アメリカ合衆国長老教会は、貴教団との協力を極めて大切な関係と位置づけ、共に成し遂げた宣教の働きに感謝をささげる。この信仰の旅路を日本の兄弟姉妹と共に続けられるよう、楽しみにしている。時が良くても悪くても強固な連帯と協力を目指し、私どもは貴教団を支え続ける。神の家族とは、地理的な距離や歴史的なへだたりにも妨げられない、聖霊によって息吹を吹き込まれ、強い絆で結ばれた家族だからである。神の御栄えのため、貴教団が豊かに祝福されるよう祈る。
日本キリスト教協議会
小橋孝一議長
「伝道に熱くなる教団」、「伝道に燃える教団・教会」、そして今回は「伝道する教団の建設」と、はっきりとした目標を掲げて歩んでいる日本基督教団に、心からの賛同と深い敬意を表す。NCCは、これからも共通する目標に向かって共に歩んでいきたいと願っている。
NCCの使命は、日本の諸教会、キリスト教諸団体が「共に歩む」ことに寄与すること。互いに信頼関係を築いて「共に進む」ことが重要になっている。伝道、社会での発言・活動、国際関係において、共に担うべき課題は山積している。日本基督教団がどのような歩みをするかは、重要な意味を持っている。
この総会が御言葉に聴き従った協議と決定をし、日本基督教団と日本のキリスト教を更に前進させる総会となるよう、心から祈る。
※欠席教会からの挨拶
シンガポール長老教会
ウォン・ポクイーン幹事
3・11の津波以降、私たちは日本基督教団が日本の教会と信徒をまとめるための惜しみない努力をする様を見て来た。私たちも国家の復興と救済に尽力して来た。伝道は一日にしてなるものではない。長期に神の道に導くことが目的である。貴教団が助けを必要としている人々へ愛を注いで来たように、私たちもまた貴教団が信仰をより篤くし、主の救いに与ることを祈っている。
オーストラリア合同教会
ロブ・フロイド総幹事
プレジデントのドクター・アンドリュー・ダトニー牧師、総幹事のテレンス・コーキン牧師、合同教会信徒に代わって挨拶する。オーストラリア合同教会は、日本基督教団とのパートナー関係を重要視している。私たちは将来においても、貴教団との連帯とパートナー関係を持ち続けるだろう。今回は代表をお送り出来ないが、総会が主の霊によって導かれますように。
スイス・プロテスタント教会連盟
セルゲ・フォルネロート幹事
スイス・プロテスタント教会連盟会長ゴットフリート・ロヒェ牧師に代わり、教団総会へのお招きに感謝する。参加出来ないのは心苦しい。貴教会が祝福され成功裡に終わるようお祈り申し上げる。
ドイツ福音主義教会内の福音主義合同教会
ぺトラ・ボッセ=フーバー監督
総会が良い成果をもたらしますように。福音主義合同教会は、貴教団と教会共同体の交わりが与えられ、感謝している。3年前の深刻な放射能汚染に直面する困難で苦しい状況を存じ上げつつ、貴教団が後遺症を乗り越えて歩みを進めなければならないのがどれ程難しいか、理解している。このような挑戦的な状況においても、教会の働きをなさる方々の熱意と勇気には尊敬の念を禁じ得ない。この働きをした方々皆が抱く洞察を他の教会に伝える使命がある。御働きに神様の祝福と御導きがあるように。
(嶋田恵悟報)