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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4574号】天と地のひびき轟く 『信徒の友』40年の感謝のつどい

2005年3月19日

『信徒の友』40周年記念感謝会が二月一二日午後一時半から、東京杉並区の阿佐ヶ谷教会で開催された。
二〇〇四年度はこの記念のために、例年の『信徒の友』セミナーに代えて、全国各地(兵庫、岩手、愛媛)で、執筆者たちによる記念講演会を開いてきたが、今回はその最後として「講演とオルガンのつどい」として行われた。
第一部は礼拝で、出版局前理事長の四竈揚牧師が司式し、讃美と聖書朗読(ヨハネによる福音書6章27節、34~35節)の後、感謝の祈り(連祷)を編集委員、執筆者、画家、読者の代表で捧げた。
第二部の「講演とオルガン演奏」では先ず、ドイツ文学者でフェリス女学院理事長の小塩節氏による「天と地のひびき」の講演があった。氏が幼少から親しんでこられたドイツの音楽とその作曲者たちとゲーテとの出会いが紹介され、さらに彼を感動させたバッハの旋律が「神を賛美し、人の心を生きかえらせるために」生まれたことが語られた。
言葉の彫像のようなこの講演に応えるかのように、バッハ・コレギウム・ジャパンの音楽監督であり東京芸術大学教授の鈴木雅明氏が、バッハのオルガン曲五曲を演奏された。「ファンタジア ト長調」「ファンタジア ハ短調」のあと、なつかしい「バビロンの流れのほとりにて」「主よ、人の望みの喜びよ」が奏でられ、そして最後の大曲「プレリュードとフーガ ホ短調」が轟き渡った。上からの光を浴びて力強く天に昇ってゆくような旋律に一同は圧倒された。
編集長古屋治雄牧師の挨拶で、深い感動のうちに散会したのである。
そのあと、来賓者たちを中心とした感謝会が、別室で大村直子編集委員の司会で持たれた。秋山徹出版局長の謝辞のあと、『信徒の友』40年の歩みがスライドで紹介された。
ついでこの雑誌創刊にいたる教団指導者や有志の熱意、三浦綾子氏をはじめとする多くの執筆者達の協力、全国各教会の信徒の愛読と支援、教団紛争の中で霊性豊かな内容を作るための努力などが、次々と語られた。大宮前編集長の祈りをもって感謝のうちに会が閉じられた。
(大宮 溥報)

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