【4574号】牧師のパートナー

雪国の牧師館日記
荒瀬 典子
(喜多方教会員)

一月〇日 今日は幼稚園のソリ滑りの日。昨日までの吹雪が止んで青空に銀世界が眩しい絶好の雪遊び日和。近くの公園の雪山まで三十人の園児、二人の先生のお手伝いとして私もお供。時々ノリコセンセイとなるのも大事な務めだ。
一月〇日 冷え込みが厳しい礼拝堂、早くからストーヴに火を点け、お湯を沸かし、主日の準備をする。温かさが何よりの歓迎、CSにはホットココア、昼食用にはうどんの用意をする。宿屋のおかみさんの気分だ。時にはトイレの排水まで凍結しているので、お湯を溶かすなど雪国ならではのこともある。
一月〇日 礼拝後役員会もあって夫も疲れた様子なので、夕方、町の「道の駅」の温泉に誘う。車で十分。入湯料三百円というのも嬉しい。贅沢な豊かな楽しみに感謝。雪見の露天風呂は最高!
一月〇日 雪があまりにも美しいので写真を撮ることにした。十二年前、牧師のパートナーになって教会行事等を撮り始めてから写真撮影が好きになった。自然豊かな東北の被写体が私の心を捉える。教会のアルバム作りも私の趣味兼教会活動記録の仕事と思って楽しんでいる。喜多方に移って四年、四冊のアルバムが出来た。
二月〇日 午後、夫と共に病院訪問。高校時代に受洗され、その後、心病まれて三八年間も入院されている兄弟がおられ、時々お訪ねしている。ベトザタの池の畔に暮らす程の長さ、神様を忘れず生きてこられた兄弟の素朴な信仰にこちらが励まされる。
二月〇日 火曜日は太極拳の日。喜多方は太極拳の町として有名で私も教会の姉妹に誘われて始めた。運動は苦手の私にも楽しめる老化防止、雪道転倒予防にピッタリで、心も体もリラックス。顔馴染みも増えた。バザーや特伝、クリスマスの案内チラシも、ここで配ると効果がある。
二月〇日 「いるかね?」とF兄が顔を覗かせる。数年前より郷土史研究の為、隣村に住み着いている八五歳のF兄に触発されて私も村々の歴史に興味が出て来た。こんな付き合いから様々な人が出入りして、牧師館がサロンと化して話が弾むひとときもしばしば。
二月〇日 この数日は大雪が続いて外出もままならず、思い立って写真整理をした。去年もお客様が多かった。あの友この友。会津は見所が多いので「ペンション・キタカタチャーチ」も大繁盛。夫と私は観光ガイド並に詳しくなった。築後七〇数年の古民家牧師館のぬくもりも愛されて、宿泊者数知れず。なるべく礼拝に出席して頂けるよう企画する。懐に余裕のある方には勿論おすすめの温泉宿に泊まって頂く。間もなく春休み、CSの子供たちも牧師館でのお泊まりを楽しみにしている。
二月〇日 九州っ子だった私が、上京した大学で夫と出会ったことからこの旅は始まった。キャンパスで信仰を育まれ、平信徒伝道者として神様を証しする家庭を作ろうと約束したものの、三〇年後まさか牧師のパートナーになろうとは思ってもいなかった。横浜での生活や友との関わりを離れ、不安を抱えて始まった牧師館の生活は、主の備えも確かな恵みの日々であった。
感謝して旅の終わりまで恵みを賛美しよう。

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