【4576号】人ひととき 藤野敬子さん

キリスト教保育を志向して

藤野敬子さんは、女学生時代の一九四〇年、松山大街道教会で洗礼を受け、キリスト者としての歩みを始めた。
最初、キリスト教幼稚園(松山東雲学園付設勝山幼稚園)で働いていたが、戦災にあって廃園となり、戦後は静岡県内の国立幼稚園で働くこととなった。しかし、もう一度キリスト教保育に戻りたいとの願いから、国立幼稚園を一五年目に退職。キリスト教主義大学で学んだ後、今度こそキリスト教幼稚園にと願うも叶わず、再び国立幼稚園に再就職することとなった。
がっかりした藤野さんは、ミス・マクラクラン宣教師の「あなたは世俗でみ栄えを表した方がいいのでは」との言葉に励まされたと言う。
しかしその後、教会からも離れ、み栄えを表すどころか、自分が素晴らしい保育をしたいとの野望にとらわれる過ちを犯してしまったと当時を振り返る。
幼稚園でのこんなエピソードを伺った。いつもふざけてばかりいるTくん。しっかり者のM子ちゃん。運動会のダンスがうまくいくように、藤野さんはこの二人を組ませた。運動会が終わった時、Tくんのお母さんは、「うちのTと組んだばっかりにM子ちゃんはちっとも踊れなくて…」と涙を流した。その姿に、藤野さんはM子ちゃんの気持ちを考えていなかったことに気づかされたと言う。
そのTくんのお母さんが、八年前、こころの友に紹介されているのを偶然発見した。
このTくんのお母さんをはじめ、保育者としての藤野さんに大切なことを教えてくれた二人の人が、いずれも後に洗礼を受けられたそうである。主の不思議な導きを感じる。
定年退職後、やっと念願のキリスト教幼稚園で保育する機会が与えられ、熱海教会に籍を移したのは一九八六年のこと。一九年ぶりに教会生活を守るようになった彼女は、三年前フリーになってからは、毎週の礼拝・祈祷会に休まず出席している。

 

 

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