【4579号】憲法記念日に

五月三日は「憲法記念日」であるが、複数の政党をはじめ、政界は憲法改正に向けての動きが急で、今や「平和憲法」も「風前の灯火」の様相。
私の仕えている遠州教会には、市民運動の「浜松市憲法を守る会」の事務局があり、毎月一回、役員会を開催し、翌月配布の「護憲チラシ」原稿の担当決定などの準備をし、当教会で印刷。翌月の第二日曜午後、市役所に集まり、小集会後に浜松駅までチラシを配布しながらデモ行進をし、この五月が四五九回。つまり、三八年間も継続されていることになる。
加えて昨年には「浜松・憲法九条の会(私が代表者)」を立ち上げたこともあり、三日に講演会を開催し、二百名近い参加。
「憲法」というと、「法」という言葉が先に浮かび、堅いものという先入観があるが、「憲法」とは「かたち」を意味し、日本の国のかたちを言葉で表すものであり、それが「国民主権・平和・人権」の三つの柱になっている。
前述の講演会を終え、そのまま大阪に走り、大阪教区総会に出席。
問安使への質問に答え、「正しい聖礼典の執行」の説明をする中で「教憲とは、憲法と同じで、日本基督教団という教会のかたちを言葉で表わし、その教会の内実あらしめ、整えるものが教規である」という内容を語らせていただいた。さらにこれが私たちの土俵であり、守るべきもので、ここから踏み出されると議論が成り立たないのではないか、とも語った。
伝道論などには多様性がなければならないだろう。しかし、教憲・教規に対する姿勢には多様性があってはならないのである。
(教団総会副議長 小林 眞)

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