第五五回中部教区総会が、五月一七日、一八日、名古屋中央教会を会場に開催された。開会礼拝の後、正議員二〇二名中一八二名の出席で総会は成立し、仮執行順序が承認され、議事に入った。
一日目の主な議事は、常置委員会報告、各部各委員会報告、教区三役選挙、常置委員選挙であった。
特に常置委員会報告の中で、「『靖国・天皇制』問題委員会、『性差別問題』委員会を継続しないこと」の決議(二月常置委員会)に関して、質問と意見が活発に取り交わされた。
また、この議論は二日目の議案「二〇〇五年度宣教実施目標(案)」の場でもなされ、二つの委員会を再度設置して、この課題に取り組んで欲しいという趣旨の修正案が出されたが、論議の結果、この修正案は否決され、原案通り可決された。
二日目は、逝去教師記念追悼会、隠退教師感謝会に始まり、四名の准允式と一名の按手礼式が執行され、共に主の恵みを分かち合う事ができた。
特に宣教実施目標案以外に報告すべきは、次の二つの議案である。
一、再建伝道費と開拓伝道献金の継続に関して
現在、教区による再建伝道として福井地区・丸岡教会、また教区による開拓伝道として愛知西地区・桃花台伝道所を指定し、取り組んでいる。この支援を、なお五か年、延長することを可決した。
二、年金対策金に関して
先の教団総会において年金に関する議案が可決されなかったが、中部教区はこの問題を重く受けとめ、二〇〇四年度の年金対策金四〇〇万円、および二〇〇五年度の年金対策金四〇七万円(二〇〇三年度教区内諸教会・伝道所経常収入総計の〇・五%)を教区内諸教会・伝道所よりの謝恩日献金として捧げる議案が、常置委員会より出された。活発な議論が交わされたが、原案どおり可決された。
選挙結果は以下の通り。
【議長】楠本史郎(若草)、【副議長】高橋潤(中京)
【書記】加藤幹夫(阿漕)
常置委員
【教職】武田真治(金城)、横山良樹(半田)、小宮山剛(富山二番町)、井ノ川勝(山田)、渡部和使(名古屋北)、須藤茂明(華陽)、釜土達雄(七尾)、滝口洋子(鈴鹿)
【信徒】大杉弘(若草)、篠田優(熱田)、川原潤(羽咋)、本弘禮子(津)、阿部美男(名古屋北)、中村友之(各務原)
(加藤幹夫報)