【4588号】教区コラム 東中国教区

教団の宝
藤原寛人

東中国教区は四八教会・伝道所からなる。教会数からいうと小規模教区である。それはつまり、一教会の存在が際立っているということだ。例えば、他教区と同じ宣教の働きを担っていくにしても、比較して一教会、一教師、一信徒の担うべき分が大きい。一教会の行事参加、不参加がどれだけ大きな影響を持つことか。また、一教師が地区、教区の多くの役割を同時に担わなければならないこともしばしばだ。結果、体調を崩してしまわれる教師も少なくない。
このような現状では、一教会、一教師、一信徒の信頼関係、協力関係が非常に大きな意味をもつ。財的協力はもちろん、人的協力も不可欠となる。その為、東中国教区は何よりも「顔の見える関係作り」を目指して教会間の連帯強化に力を入れている。教区交換講壇の実施、教会強化資金の活用、常置委員による問安、そして毎年各教会から「一年をふり返って」と題する文章を出して頂き、喜びも悲しみも共有し合う。
それぞれ違う信仰、歴史を背負った教会が連帯していく時、大切なのは相手を変えることではなく、違いを認め、受け容れ合い、主にあって一致して同じ場所に立つこと。一致点は主にしかない。そこから初めて共有すべき課題が見えてくるはずだ。その点では教区も教団も変わらない。
他教団から転じた私は、違いを認め合い主にあって一致する合同教会の豊かさこそが他にない教団の宝と受け止めている。
(東中国教区総会副議長)

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