【4597号】荒野の声

▼ある寒い日の礼拝後、奏楽者がオルガンの席に座ったまま、手を組んでうなだれている。どうも気になるので、少し近づいて様子を窺ってみた。頬に涙がつたい、そして光った。▼涙を流すご婦人のお相手は敬遠したくなる。苦手だ。まあ、得意な人もいないだろうと思うが。妻が「どうかなさいましたか」と声をかけた。返答はあまりにも意外なものだった。米寿を迎えようとする年齢で、なお奏楽の奉仕が出来た。ここまで健康を与えられ、礼拝に仕えることが出来て、嬉しくて嬉しくて、感謝の涙が出てしまったということだった。▼喜怒哀楽の感情の内、怒哀は、あまり衰えないように思う。楽もありそうだ。喜、…感極まり感謝の涙を流したのは、一体何時のことだったか。そんなことが果たして一度でもあったかどうか、それも怪しい。▼婦人は、この日の奏楽を最後に、自ら現役を退いた。それから一〇年、今は転居し新しい教会で礼拝を守っている。「白寿を迎えました。奏楽奉仕は無理でも、朝晩、オルガンに向かっていますよ」という電話を貰った。嬉しくて涙が滲んだ。

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