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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4600号】教区コラム 中部教区

2006年4月15日

教団年金を支える み言の役者を生み出すために
楠本史郎

中部教区総会は〇四年度より教区内諸教会の経常収入総額の〇・五%を教区通常会計から謝恩日献金として教団年金局に捧げることを決議した。〇五年度は教区通常会計予算総額の一〇・三%に当たる四〇七万円を計上し、捧げることができた。感謝である。
教団年金の逼迫が言われて久しい。年金局理事会が改革に努め、教団総会や常議員会に現状が報告されているが、各個教会次元での動きは順調とは言えない。中部教区の実情も変わらない。
しかし年金資金の確保は待ったなしである。教師の隠退後の生活を補助的に支える教団年金は教団全体の課題である。み言を宣べ伝える教師を生み出し、支えるために不可欠な制度である。伝道に生涯を捧げた教師の老後に配慮してこそ、教団は教師を生み出す教会と言える。これは各個教会の課題でもあり、教区が一定の役割を果たすことが望ましい。全教会が経常収入の一%を捧げれば、年金制度を維持できると考える。
そこで教区常置委員会は前述の議案を立て、教区総会もまた議論を重ね承認した。教区で〇・五%をまとめ、さらに各個教会が〇・五%を目安に謝恩日献金を捧げる。こうして全教会が一%を捧げて年金制度を支える道が開かれた。
教会も教区も財政は厳しい。しかしだからこそ教区が各々の実情に応じて年金制度維持のために具体策を立て、諸教会に呼びかけることができるのではないだろうか。諸賢のご意見を承りたい。
(中部教区総会議長)

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