第56回九州教区総会は、五月三~四日、福岡市の九州キリスト教会館を会場に開催された。
総会前日二日夜には議員研修会を開いた。「奄美伝道50年」を主題として、西畑望九州教区議長の発題、奄美地区の議員による教会紹介をおこない、九州教区にとっての奄美伝道がどういうものであったかを話し合う時が持たれた。
総会開会礼拝の説教は小久保次郎牧師(久留米櫛原)により「成り立たない状況に立つ神」と題して行われた。
宣教協力している在日大韓基督教会西南地方会、宣教協約を結んでいる韓国基督教長老会群山老会の皆様と聖餐式を共にできたのも喜びであった。
礼拝後、正議員二五〇名中一九四名、准議員二一名の出席が確認され、開会が宣言された。
議案では次の二件が可決された。①受允者承認に関する件。議場での承認後、四名の准允式が執行された。
②次期九州教区宣教基本方針に関する件。来年の教区総会に向けて、宣教基本方針(二〇〇七~一六年度)案が示され、これをもとに検討に入ることが承認された。
小林眞教団問安使挨拶に対して質疑がなされた。セクシュアル・ハラスメントを起こした教師に対する戒規適用についての再審請求拒否への抗議、教団総会議長の総括行為による戒規適用の要望が九州教区議長名の質問状として出された。教団議長挨拶文中の合同のとらえなおしの所では、沖縄教区書記の言葉が引用されているが、ホームページから無断で引用した上に、不十分な引用をして誤解を
与えていることが議場から厳しく指摘された。又、挨拶文中の「正しい聖礼典」という文言を巡って、二種教職制の問題の今後の処置、教区活動連帯資金の削減傾向について質問があった。
教団総会議員
【教職】
西畑望(大分)、深澤奨(佐世保)、布田秀治(鹿児島)、原和人(長崎銀屋町)、梅崎浩二(犀川)、丸山邦明(喜界)、戸田奈都子(川内)、本多香織(直方)、福井博文(長崎古町)、青山実(徳之島)、七條真明(八幡鉄町)
【信徒】
浅野直人(福岡警固)、今村泰子(長崎銀屋町)、松山萠子(八代)、伊津見七生子(若松浜ノ町)、梶谷勝彦(福岡中部)、川本恒子(若松浜ノ町)、大山豊(名瀬)、東隆義(田川)、松崎義明(志布志)、千葉昌秋(熊本草葉町)、下村昭仁(国分)
(当選者一名辞退により補充員繰上げ)
(沖田康孝報)