【4603号】教区コラム 西中国教区

顔が見える連帯
高橋敏通

都市部の教会から転任してきた教師に、時々「西中国教区ではきめ細かい連帯がなされていますね」と変に感心される。しかしそれは何も当教区だけのことではなく、他の地方教区でも同じであろう。歴史的に地域のつながりを大切にしてきたからであり、またそうせずにはいられなかったという面もある。
当教区では教職謝儀互助制度をはじめ、会堂建築資金、教会伝道活動援助金など、さまざまな財政面での連帯を行っている。特に発足させて十五年余になる教職謝儀互助制度は、信徒・教職が各々献金を出し合い、それに一般会計からも資金を繰り出して運営している。昨年度の献金は目標額に対して一一〇%の達成率であった。自ら属する教会も決して楽ではないのに、さらに教区内諸教会を覚えて、毎年このような献金をささげられていることに、長年関係してきた者として感動すら覚えている。こうした献金運動は、それをどのように配分するかと深く連動しているだけに、支出にも気を使ってきた。
もちろん現在の互助制度が十分だとは思わない。近年、この教職謝儀互助だけでなく、その資金を他の助け合いにも有効に使えないだろうかという論議が出てきた。そこで常置委員会に「教職謝儀互助制度検討委員会」を設けて、今日の状況にあったよりよい互助の検討を始めた。地方教区ならではの顔が見える連帯を、さらに充実させようと目下奮闘中である。
(西中国教区総会議長)

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