【4640号】牧師のパートナー

全国教会婦人会連合 牧師夫人研究委員会

日本宣教の一端を担うべく
横山 利江 (牧師夫人研究委員会委員)

「歴史と概要」
二〇〇五年八月、四国松山で開催された「第十五回全国牧師夫人の会」が盛会のうちに終わろうとした時、一人の夫人が声を上げた。「これから日本の伝道を担う若い牧師の家庭の為に提案したいのです。牧師館は教会の敷地から離してほしい。牧師家庭のプライバシーに理解と配慮をお願いしたいのです」それはご自分の経験からくる切なる訴えであった。
「牧師夫人研究委員会」発足の歴史に触れる時、実にこの松山での一夫人の発言こそはそのスタートの出来事と重なるのである。
一九六七年五月青山学院で開かれた「全国婦人集会」の折、二人の牧師夫人が「私の訴え」としてその生活の実態を話された。牧師夫人の置かれている状況、抱えている問題を直接聞いた多くの方々は衝撃を受けこのことを契機に一九七○年牧師夫人達によって「牧師夫人生活実態調査」が行われ、牧師家庭の問題を広く訴えた。そしてそれは同時に教会の問題である事をも示した。一九七五年牧師夫人による自発的グループが結成され、全国教会婦人会連合の小委員会として承認を受け発足に至る。
当初その活動目標は①全国的レベルの集まりを持つ②お互いの実態を知って伝道の活力となるよう努める③各教区で開かれる牧師夫人会の情報を得、交わりを深める。
全国レベルの集いは二年に一度夏に行われ今年で十六回目を数え、年一回発行の牧師夫人便り「道のり」は五〇号を迎える。
一九八○年に牧師夫人の手記とその意識調査、生活実態の報告をまとめた「ここにつかわされて」を発行。一九八一年、委員構成に教職、信徒も加わり問題を複眼的に捉えて行く事を目指し名称も「牧師夫人研究委員会」となる。(現在教職2信徒2牧師夫人4)
一九八九年に「成熟への道のり-牧師夫人をめぐる考察」を小冊子にまとめる。一九九八年に再度「牧師夫人の意識調査と生活実態についてのアンケート」集計報告を「道のり-四○号」に発表。
「今後の展望」
委員会発足より三二年の時が経ち時代の様も変わり続ける。「牧師夫人」という呼称についての是非が問われて久しいが婦人教職の増加に伴いそのパートナーは男性であり最早「牧師夫人の会」では内包力に欠ける。今後の課題の一つであろうか。過去数年の「全国の会」について見ると、夫婦、家族での参加が増えつつあり、和やかである。若い夫人方の参加が待たれるところであるが、魅力のあるテーマの選択、開催地、費用等更に検討を重ねていきたい。
今夏行われた全国の会でのアンケートの結果を見る限り「ぜひ続けて欲しい」との声が多い。この会の存続に関する迷いは消えた感がある。
牧師の妻は「牧師夫人」とひとくくりにできるものではなくその個性、生活観、置かれている立場によってその在りかた、問題も異なるであろう。それぞれがそれぞれの馳せ場で自分でしかできない仕方で歩み続けるのである。その途上で共に集いみ言葉に聴き、課題を共有し学びを深め祈りを合わせて行こうとする時私達は日本の宣教の一端を担わせていただきたいという熱い願いを抱くのである。

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