インスタグラムアイコンツイッターアイコンyoutubeアイコンメールアイコン
日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4655号】「障がい」を考える全国交流会の開催

2008年7月26日

【主題】「①障がいの苦しみの根底にある心と、
魂の配慮を豊かにするために」
「②教会における取り組みのわかちあい」

六月十七、十八日、戸山サンライズ(東京都新宿区)において「『障がい』を考える全国交流会」が開催され、京都教区と沖縄教区を除く十五教区六一名の参加者が交流の時を持った。
この全国集会は、障害者差別問題小委員が主催している集会であるが、資金的な面から全国集会としては、四年ぶりの開催となった。
今回の集会は、特別な講師を立てず、様々な「障がい」について、グループごとに分け、その理解を深めることを主とし、主題を「①障がいの苦しみの根底にある心と、魂の配慮を豊かにするために」「②教会における取り組みのわかちあい」と二つに設定した。
グループは①心の病を考えるグループ、②視覚の障がいを考えるグループ、③聴覚の障がいを考えるグループ、④身体の障がいを考えるグループ、⑤知的障がいを考えるグループ、以上五つに分け、心の病を考えるグループは希望人数が多かったため、さらに二つに分け、全部で六つのグループ構成で行われた。なお、案内の段階において「知的障がいのグループ」がないことについてご指摘を受け、委員会は反省をし、各教区に再度連絡をして「知的障がいのグループ」への参加を呼びかけた。
今回の交流会は、その名称の通り、「交流」を主たる目的とした。また、講師による講演や発題を基に協議する方法ではなく、もう少し障がいを持って苦しんでおられる方々の思いや教会の課題を自由に話し合う機会にしたいことを委員会で話し合ってきた。このため、グループの時間を十分にとることができ、全体会において発表を聞くことを通してもまた、とても貴重なご意見や、すばらしい信仰の証しを分かち合うことができた。
「障がい者」が背負っている課題は、差別だけに留まらず、身体的、精神的、社会的にも多くの取り組みがある。その取り組みの中で、主イエスによって生かされている信仰者として、障がいを超えた御言葉の恵みを分かち合うことができたことは感謝である。
(加藤幹夫報)

教団新報
PageTOP
日本基督教団 
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18-31
Copyright (c) 2007-2024
The United Church of Christ in Japan