【4655号】街に開かれた教会のあり方を模索 あらゆる機会を伝道として用い

伝道委員会はプロテスタント宣教一五〇年を覚えて、伝道の最前線で働いて来た伝道者からご自身の経験を踏まえて「伝道とわたし」という主題を基に講演を聞くこととなった。第三回伝道講演会が六月十二日夜、大阪教会を会場に西原明隠退教師を講師に迎えて行われた。
西原氏は一九六六年島之内教会に遣わされ、三二年間に亘る伝道に励んで来た。この教会は大阪では「みなみ」という最も華やかな繁華街の只中に建てられた教会である。今回伝道委員会は、講演会の翌日島之内教会を問安し、教会の建っている実際の街に触れることが出来た。飲食店が数多くあるいわゆる飲み屋街であると言ってもよい。かつては住宅地もあったようだが、ドーナツ現象で住民は郊外へと移り住んでいる。人間の目から見れば、決して伝道に適した地とは思えないところで、西原氏は果敢にその町にある教会として様々な伝道を展開したのである。
講演の中で強く印象を持ったのは「繁華街、飲み屋街は悪魔の巷か」という問いかけである。およそ信仰とはかけ離れた街をどのように受けとめるのかということである。神がその街に教会を建てられたのは、そこへの伝道を委ねられていると積極的に受けとめて、街に開かれた教会のあり方を模索したのが、西原氏とその教会であった。 西原氏は教会の理解と協力の下で様々な方法を用いて、信仰と無縁に思える人々を教会に招き入れる試みを行なった。青年のたまり場としての「コーヒーハウス」、劇団公演の「島之内劇場」、落語の「島之内寄席」、夜の仕事の人のための「真夜中のクリスマス」など。これらは当時の先端を行く伝道であったに違いない。今ではどこでも行なっているチャペルコンサートも先駆けとして始めた。
病んでいる魂のための「自殺防止センター」の場も提供もした。ありとあらゆる機会を伝道として用いたと言えよう。
西原氏は最後にこういう言葉でまとめた。「開かれる教会となるためには、異なる生き方、考え方の人を受け入れるという痛みが伴う。それは主イエスの御跡に従うことであり、主の御業に与かる苦しみである。その苦しみが神の祝福となる」このあり方から何を学んで、主のご委託に応えていくのか、深い思いが与えられた講演会であったことを感謝したい。
(土肥聡報)

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