異例の臨時委員会、緊急課題に対応
6月5~6日に、今総会期の第5回予算決算委員会が開催された。
計良祐時財務幹事より2011年度経常会計第三次補正予算及び決算に関して報告を受け、確認した。
また、東日本大震災関係の会計報告等を受け、現況と今後の課題について検討した。しかし、様々な検討課題があり、臨時の委員会を開催して集中的に取り扱うこととした。
併せて、臨時委員会において、今後も長く課題となるであろう教団全体の支出の減額の可能性も検討する。
財政支出の圧縮は、教区負担金の減額のためにも必要な課題であるが、すぐに支出を減らす手立ては見当たらないという所が現実である。臨時に委員会を開催することは異例なことであるが、現在の教団の抱えている財政的課題が大きいということとして御理解いただきたい。
2012年度の第一次補正予算案が提示され検討し、承認した。一旦、減額されたNCC分担金が、前年度と同額となり、結果として大きな予算補正が必要となった旨、財務幹事より経過報告を受けた。
教団出版局の決算報告を受け、教団からの担保について加筆して貰うことを確認した。
教団部落解放センター決算報告に関して内部留保額が大きいとの意見があったが、それぞれ承認された。
負担金割賦の計算要素について、教団も教区も実情に合わせて計算要素を決めている傾向が見られ、担当委員を定め、様々に検討して来たが、今回、割賦の根拠となるように、幾つかの要素を定め、教規施行細則として新設してもらえるよう提言することとした。
9月18~19日に全国財務委員長会議を開催するが、直接支出となる教団総会費用や負担金等の事柄を話し合いたい。
また、前回に引き続き、教区活動連帯金検討委員会の提案を受け、伝道資金への移行についても話し合うこととした。通常の報告案件もあり、何より、被災された3教区の報告を聞き、今後の再建のために、心を合わせ、祈りたい。時間が足りないと思われるが、建徳的な意見交換の時となるよう準備を進めている。
(山上清之報)