2011年4月25日(月)、日本基督教団会議室において第37総会期第1回台湾協約委員会が開催された。委員長の田中文宏(真駒内教会)、野田沢(学生キリスト教友愛会)に加え、委員は李孟哲宣教師(東京台湾教会)である。
本委員会は、1963年締結、1985年改訂の、台湾基督長老教会との宣教協約に基づき、両教会の関係を深める役割を担っている。実際、1984年以降隔年で教会協議会を開催し交わりを深めて来た。教会協議会の結果として、相互に青年を派遣し合うユースミッション(教団では教育委員会が担当)が生まれ、北海教区にはスクルマン宣教師が派遣された。
加藤誠担当幹事より、この度の東日本大震災での台湾基督長老教会の対応につき報告があった。
震災から僅か5日後の3月16日、教会・社会担当の黄哲彦幹事が教団事務局を訪問、祈りと共に1万ドルの献金を内藤留幸総幹事に手渡した。4月下旬には3,417万円もの献金が送られて来た。
これは震災救援募金の中でも最高額。台湾基督長老教会の大いなる祈りと自己犠牲の愛に勇気づけられ、感謝の気持ちに溢れつつ、台湾基督長老教会との密接なパートナーシップを再度確認するものとなった。
さて今年度は、教会協議会を台湾で開く年となっている。教団からは三役・総幹事・各教区からの代表者・台湾協約委員会が参加する。 協議会の日程は、4月26日から開催される台湾基督長老教会の総会で確認する予定だ。(後日追記:2012年1月下旬または2月下旬にて日程調整中)
この総会には、石橋秀雄教団議長・田中委員長・加藤幹事が招かれている。
また6月28日から約3週間の日程で開催予定の「I Love Taiwan」へは、日本から参加者を立てることができなかった。震災の影響や日程的に大学生の参加が困難ではある為だが、広報の課題も含め、反省である。
最後に、震災における台湾基督長老教会の祈りと素早い対応に最大限の謝意を表すとともに、主にある相互の繋がりを心から喜びたいと思う。
(野田沢報)