【4782号】人ひととき 和久井真人さん 継承

母親のお腹の中にいるころから教会に通い、高校2年で受洗。気が付けば、教会学校校長や長老の重責を担うようになった。自分が教会の中でこのような形で用いられることに戸惑いや不安を覚えることも少なくはないが、神様の導きに委ねつつなんとかその務めに当たっている。
教会では重責を担うがしかし、仕事ではまだ見習いの立場である。父親のもとで主にリードオルガンの修復の仕事を始めて2年、書類上は父親と別会社を営んでいることになっているが、実際は父親の運転手兼助手だと遠慮気味に語る。
小学校の高学年頃、父親が独立をし、自宅がピアノやオルガン修理の工房となった。ピアノやオルガンに囲まれる生活。自ずと道は定まり、父親の助言もあり、ピアノ修理の修行のため長野から浜松へ。その後22年間、ピアノ修理の会社に勤めた。修行のつもりが結局22年故郷に戻らなかった。父親の歩んでいる道を継承することに抵抗や反発心が無かったと言えば嘘になる。22年の間に家族もできた。安定した生活を捨てることに勇気も必要だった。
しかし、父親の跡を継ぐということが、用意されたレールに乗る安易すぎる道と思っていた心を神様が解きほぐしてくださった。22年間の経験を活かしつつ新しい気持ちでリードオルガンと向き合う日々は充実している。
ピアノと向き合っていたころにはあまり感じられなかった、神様の御用に当たっているという気持ちが芽生えている。この2年間、全国を飛び回りつつ多くの出会いが与えられた。どの人からも、リードオルガンに対する熱い思いを聞くことができ、励まされている。
「電子オルガンにはない生の音色を絶やしたくはない。リードオルガンを通して、若い世代への信仰の継承や伝道ができるはず」と語る口調は、教会の長老というより頑固な職人の口調であった。

1967年生まれ。長野県出身。オルガン・ピアノ修理職人。遠州教会会員。

 

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