【4673・74号】人ひととき 東京神学大学 近藤勝彦 学長

神の奇跡で進む御業
~学長就任にあたって~

1959年の8月、初めて教会に行った。最初に手にした聖書の背表紙には「宣教百年記念」とあった。一年後に受洗、このときすでに伝道者への献身の志が与えられていたが、牧師の指導もあって国立大学での哲学の学びを終え、1966年、時満ちて東京神学大学に編入学する。卒業後、小岩教会の牧会を経てドイツへ留学。1978年、ベテル教会の牧会を兼務しつつ、東京神学大学の教授会の一員となる。それから31年、教会に出会ってから50年、折しも「宣教150年記念」の今年、学長となった。
日本におけるプロテスタント伝道は逆風の中にある。近代科学・技術偏重の社会の中で人間は救いを求めている。十字架につけられし主イエス・キリストにおける神の救済の御業、ここに明確な救いがある。この一点を深く掘り下げ理解して、「現代を生きる人の心に届く新鮮な言葉」で伝道することが求められている。この教会の業を担うために東京神学大学はある。
現代における伝道の活路を拓く決め手は、諸教会と神学校が相互協力を更に強め、伝道を目的とする「召命共同体」にまで育つことにある。それには、神学校が伝道者養成の実をあげることはもとより、諸教会、学校、社会事業等、教界全体を下支えする健全な神学とその成果の発信も重要である。伝道者養成において、説教が重視されてきた。今はそれに加えて、逆風にくじけず、地道に牧会のできる伝道者を養成したいと願っている。
教団立東京神学大学は、創立以来、他教派の学生、アジアからの留学生を受け入れてきた。プロテスタント伝道の共通基盤としての福音主義のルーツを、東アジアの諸教会が共有することの意義は大きい。その役割を担うためには、神学の学術的水準の維持も重要な課題である。
伝道の困難さ、献身者が少ないという現実は確かにある。しかし、伝道とは神の奇跡で進む御業。私については50年前にはじまって今がある。洗礼を受けたことで自分の道が示された。復活の主と、今、共に生かされているリアリティを信じて用いられたい。

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