【4673・74号】歴史を導く神を信じて

小林貞夫 伝道150年記念行事 準備委員会委員長

いま、世界は同時不況に入ってしまった。第二次世界大恐慌だという人もある。全米第一の企業が倒産かと聞かされれば、事実として世界恐慌なのだろう。日本も例外ではない。
この時、教会に何が出来るか、何をしなければならないかが問われている。
第一次世界大恐慌は1929年に山場があった。年表には「失業者続出」と書き込まれている。会社・企業の倒産は相次ぎ、地方の出先銀行の倉庫は、敗戦の頃まで立っていた。人々の恨みをかいながら。
その頃、教会は全国的な伝道を展開したのである。
各教派が協力して「全国強化総動員運動」を二年間にわたって実施した。さらに賀川豊彦が主唱する「神の国運動」も連動し、各地で信仰が盛り上がった。二年間の受洗者は3万人だったと報告されている。
日下部教会は農村教会の一つだったが、この全国的な運動に参加し励んだ。1931年の受洗者は102名あり、筆者もその一人として幼児洗礼を受けている。
大不況で倒産が相次ぐなか、伝道に次ぐ伝道が行われたことになる。しかも1929年には宣教70年記念大会を実施している。
もはや、議論ではあるまい。「キリストこそ我が救い」である。この標語に立つ教会、牧師、信徒として結集し、伝道に次ぐ伝道を重ねようではないか。
その成果を問うのではない。が、日本伝道150年という節目を主が与えてくださった以上、必ず80年前のように祝福が与えられることを信じる。
われわれは、歴史を導く神を信じている。旧約からの生きた困難な歴史を主の元にあったと信じている。
第一次世界大恐慌の時に教会が起こした事実を、信じつつ再現させなければならない。祈りつつ励まねばならない。

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