【4664号】社会事業奨励日メッセージ

日本基督教団は、社会活動基本方針に『教会と社会福祉事業との相互理解と協力を推進する』と謳い、十二月第一日曜日を「キリスト教社会事業を覚えて祈る日」と定めています。
「伝道とは聖書的な聖化の道を全土に浸透させること」と十八世紀英国のある教会指導者は心得ました。「聖化の道」とは、今日流行の言葉では「霊性」と言い換えることができましょう。すなわち、御言葉によって養われて、聖化へと向かう継続的な力として私たちの内に造られる霊的な気質です。それは、神の国を待つ心であり、個々人のことにとどまらず、浸透して教会的な交わりや社会を形成していきます。そのような教会的霊性をかの指導者は祈り求めたのでした。
来年、私たちは日本伝道150年として記念いたします。北米諸教会から派遣された宣教師の方々の働きは、教会の建設、キリスト教学校や社会事業施設の開設へと向かい、神の国を待つ者たちの歴史となりました。私たちはその歩みの一こまに共に加えられて記念の年を迎えます。この時、私どもに与えられている霊性を養い、伝道への構えを充実したいと願います。そして、キリスト教社会事業を教会の大切な働きとして、あらためて、しっかりと覚えたい、そう思います。
諸施設で「共に生きる」お一人お一人、その関係の方々、また、労苦を惜しまず奉仕しておられる兄弟姉妹のために祈りましょう。昨今の経済事情のもと、ご苦労も多いことかと思いますが、志が高く保たれ、必要が満たされますように。私たちも為すべきことがあればそれを見出したいと願います。
2008年12月7日
第35総会期日本基督教団社会委員会委員長 張田 眞

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