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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【5036号】教団インスタグラムへの差別書き込みについて報告(3面)

2025年8月23日
 毎年7月第2日曜を「部落解放祈りの日」とし各教会・伝道所で覚えていただいている。それに先立ち、部落解放センターは2025年6月30日(月)名古屋新生教会において部落解放センター主催「部落解放祈りの日」礼拝を開催した。例年、教団HP・Instagram等でも「部落解放祈りの日」礼拝を呼びかけている。そこへ部落差別や特定の県を揶揄する差別書き込みがあった。怒りと悲しみに耐えない。この現実を見据えなければならない。部落差別は現存する。わたしたちが部落差別の完全撤廃を願い祈り続けて44年、水平社宣言から100年以上経った今も、部落差別が再生産されている。私たちはこれからも祈りと行動を続けていく。これ以上、差別を生まないためにも日本基督教団は差別を許さない。皆で共に祈り、声を上げていこう。 部落解放センター常任運営委員会  確認された「差別書き込み」は事務局によって直ちに削除されました。I……

【5036号】能登半島地震報告《ボランティアから》 (2面)

能登半島地震報告《ボランティアから》 祈りと共になされる小さな作業  「能登半島の被災地復興は遅れている」、地震発生以来、しばしば耳にします。でも、現地で生活している私たちには、少し違和感のある言葉でもあります。山面が道路ごと崩落した場所では、地震前は砂浜であった場所に数キロにわたって仮設の道路が通されました。一方で地震が起きた2024年1月1日のまま、まるで時間が止まったように全く手がつけられていない場所、家屋が解体され、更地のまま草に覆われている場所が今も至るところに残されている。目に見える光景だけではありません。生活の基盤と生業そのものが失われ、心の置き所が大きく変わってしまった。能登半島に暮らし、里山での生活を大切に思い受け継いでこられた方々にとって、受け入れがたいコントラストが、日々、打ち寄せる波のように寂しさと不安をかき立てる。言葉にすることは難しい複雑な感情が今も被災地に……

【5036号】記事一覧

【5036号】2025新任教師オリエンテーション(1面) 【5036号】教師委員会(1面) 【5036号】 荒野の声(1面) 【5036号】ミャンマー地震報告 複合的被害への支援、その継続を(2面) 【5036号】能登半島地震報告《ボランティアから》 (2面) 【5036号】▼︎宣教研究所委員会▲︎(3面) 【5036号】教団インスタグラムへの差別書き込みについて報告(3面) 【5036号】『季刊 教師の友』休刊とホームページ開設のお知らせ(3面) 【5036号】▼︎教師養成制度検討委員会▲︎(3面) 【5036号】事務局報(3面) 【5036号】伝道のともしび(4面) 【5036号】教誨師会研修会(4面) 【5036号】人ひととき(4面) 【5036号】へば、なんとす?(4面)……

【5036号】2025新任教師オリエンテーション(1面)

祝福を携え、伝道に励もう  6月23〜25日の日程で、静岡県熱海市にある「ハートピア熱海」を会場に「2025年度新任教師オリエンテーション」が開催された。参加者は対象となる新任教師が26名、これに加えて教団三役、総幹事、各神学校教師、講演担当者、担当幹事、担当職員、7名の教師委員を加え総勢47名であった。  今回はこの4月より全国各地の教会に派遣された教師たちのみならず、学校に働きの場を与えられた教務教師も多かったことが一つの特徴としてあげられる。  一日目、福島純雄教師委員会委員長による開会礼拝をもって始まる。共に賛美歌を歌い、教団信仰告白を唱和した。士師記7章1〜4節を通して、「教師としての現場での戦いは教師であり続ける戦いでもある。その際、自分の持てるもので務めを果たすのではない。非効率でも無駄が多くても神さまに示されたところに仕えていくものである」と伝えられた。  最初の講……

【5036号】▼︎教師養成制度検討委員会▲︎(3面)

関係神学校で「教師論」作成の経緯説明  第42総会期第13回常議員会(2024年10月28日開催)において、議長から提案された「教規から導き出される『日本基督教団の教師論』」が承認可決されたのを受けて、同教師論の作成に当たった教師養成制度検討委員会は、日本基督教団関係神学校を訪問して、教師論作成の経緯説明と懇談の時をもった。訪問日程は以下の通り。 ◎5月20日、東京神学大学(委員5名と幹事)。 ◎6月10日、関西学院大学神学部・同志社大学神学部(委員4名と幹事)。 ◎6月30日、東京聖書学校(委員4名と幹事)・日本聖書神学校(委員5名と幹事)。  農村伝道神学校は日程の調整がつかず、まだ訪問できていないが、いずれの神学校も好意的に受けいれてくださり、とても有意義な懇談ができたことを感謝したい。  まず雲然俊美教団総会議長による挨拶と祈祷をもって開会し、相互の自己紹介に続いて、菅……

【5036号】人ひととき(4面)

良い時に良いものを 阿部 宣子さん  父が尾張一宮教会で牧会をしているときにこの世に生を受けた。以後、父親の転任と共に、蕃山町教会、自由ヶ丘教会へと教会生活の場が移っていく。自分の意思とは無関係に、教会だけが変わっていくという教会歴だ。中3で信仰告白をするが、牧師の子らしく、特段きっかけになる大きな出来事があったわけではなく、それくらいになれば信仰告白はするものだと、そんな思いだったと振り返る。  現在は、生まれて初めて父親が牧していない教会で教会生活を送っている。父親が去った教会でそのまま教会生活を送ることも出来たが、前任牧師の血縁者がそのまま教会に在籍し続けることの是非を考え、初めて、どこの教会での教会生活が良いのかと、神に問う経験をした。  教会ではもちろんのこと、それ以外に、有志団体が主催する中高生、青年の集まりで信仰が養われた。それらの集まりでの出会いは現在も続いており、……

【5036号】教誨師会研修会(4面)

「医療刑務所の現場にて」  7月14・15日、軽井沢南教会において、日本基督教団教誨師会研修会・教区代表者会が参加者38名で開催された。  一日目は、「医療刑務所の現場にて」という主題で、岸本光子教誨師(大阪暁明館病院伝道所牧師・西日本成人矯正医療センター教誨師)と浦上結慈教誨師(宝塚教会牧師、播磨社会復帰促進センター教誨師・元大阪医療刑務所)から講演を聞いた。医療刑務所(現在の名称は「成人矯正医療センター」)は、専門的な医療処置を要する被収容者を収容する矯正施設で、中でも教誨師として終末期医療を受けている被収容者との関わりが他の矯正施設とは異なる特徴といえる。岸本教誨師は、医療刑務所の説明をし、さらに具体的なケースを紹介しながら教誨師の働きの大きさを伝えてくれた。浦上教誨師は、大阪刑務所から医療刑務所が設立時、教誨師として委嘱された時の経験を話した。また、民放の特集として医療刑務所が……

【5036号】『季刊 教師の友』休刊とホームページ開設のお知らせ(3面)

『季刊 教師の友』休刊とホームページ開設のお知らせ 日本キリスト教団出版局  主の御名を賛美いたします。  日本キリスト教団出版局は、『季刊 教師の友』を2025年11月11日発行の2026年1,2,3月号をもって休刊することにいたしました。これまでのご愛読に感謝しますとともに、休刊の運びとなりましたことを心よりおわびいたします。  『教師の友』は月刊誌としてアジア・太平洋戦争中の1942年1月号からはじまり、2002年度からは季刊に移行し、CSスタッフに必要なさまざまな情報を提供してまいりました。しかし、少子化に伴う販売部数減および製作費の高騰を受け、近年は収益を上げられずにおりました。販売価格を上げての継続も考えたものの、根本的な解決にはならないと判断し、休刊を決定した次第です。  教会教育に関する情報は、新たに立ち上げるホームページで発信を続けます。教育委員会が作成する「教……

【5036号】教師委員会(1面)

戒規諸規則運用に関して意見交換  「新任教師オリエンテーション」が開催された6月23〜24日の期間中、第3回教師委員会があわせて開催された。  始めに今回の新任教師オリエンテーションのプログラムおよび担当者、出席者の確認をすることから始めた。また2026年度の新任教師オリエンテーションの日程、会場も決定。2026年6月22〜24日、今年と同様ハートピア熱海を会場に行うこととした。  8月25〜27日、関西セミナーハウスを会場に行われる「第6回教師継続教育研修会」についてはプログラム、担当者の確認、現在の申し込み状況などが確認された。現段階での申込数が少ないことを受け、教区を通して再度参加呼びかけをすることとした。  また「戒規適用申請に関する件」を取り扱う。委員長より戒規諸規則運用に関して公明正大であることが必要という委員長の見解を踏まえ意見交換をする。戒規申請の内容は個別の事情を……

【5036号】伝道のともしび(4面)

伝道推進室より応援した教会・伝道所 祈りに生きる 小さな希望の星 酒田暁星教会牧師 関戸 直子  山形県酒田市という山形県の最北にある教会で、県内を流れる豊かな最上川が日本海に流れ込む河口に位置しています。酒田は江戸〜明治時代にかけて、庄内平野でとれる豊富な米を「北前船」で、江戸や大阪など日本全国に千石船にのせて運ぶことで栄えた都市でありました。NHKの朝ドラ「おしん」の舞台になったところです。  戦後、塩沢正司牧師の家庭集会から宣教がはじまり、その後、現在の場所に教会が建ちました。昔の地区新聞を読みましたら、塩沢牧師はここを「子どもたちが集まる学校」にしたかったようです。ですから教会のつくりも、いわゆる教会らしい設計というよりも、子どもたちが入ってきやすい敷居の低さとなっており、学校教室に似た形状になっています。  酒田暁星教会はホーリネスの群に属し、信徒2〜3名という小さ……
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