初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。この言は、初めに神と共にあった。万物は言によって成った。成ったもので、言によらずに成ったものは何一つなかった。言の内に命があった。命は人間を照らす光であった。光は暗闇の中で輝いている。暗闇は光を理解しなかった。神から遣わされた一人の人がいた。その名はヨハネである。彼は証しをするために来た。光について証しをするため、また、すべての人が彼によって信じるようになるためである。彼は光ではなく、光について証しをするために来た。その光は、まことの光で、世に来てすべての人を照らすのである。言は世にあった。世は言によって成ったが、世は言を認めなかった。言は、自分の民のところへ来たが、民は受け入れなかった。しかし、言は、自分を受け入れた人、その名を信じる人々には神の子となる資格を与えた。この人々は、血によってではなく、肉の欲によってではなく、人の欲によってでもなく、神によって生まれたのである。言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。わたしたちはその栄光を見た。それは父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちていた。
「兵庫県南部大地震記念の日」追悼礼拝のお知らせ
日時 2022年1月17日(月)午後6時
オンライン・ライブ映像配信による開催
「人が変えられる場所」小林よう子さん(八戸小中野教会)
主催・問合せ
日本基督教団兵庫教区(℡078-856-4127)
配信URL
https://www.youtube.com/watch?v=ZMObRq5ZJzQ
式次第のダウンロードはこちらから(兵庫教区ホームページ)
https://hyogokyouku.web.fc2.com/
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関係委員会と「教師論」について懇談
「日本基督教団の教師論」が常議員会で承認されたのを受けて、同教師論の作成に当たった教師養成制度検討委員会は、先の神学校訪問に続いて、教団で教師の検定や育成に関わる務めを担う関係委員会と懇談の時をもち、「教師論」の受けとめ方や今後の展開をめぐって意見交換を行った。
教師委員会との懇談は、10月12日、教師検定委員会との懇談は、11月2日、いずれもオンラインで開催され、初めに教師養成制度検討委員会の菅原力委員長が「教師論」作成の経緯について説明し、東野尚志書記から神学校訪問の様子を報告した後、質疑応答に続けて自由に意見を述べ合った。
教師委員会との懇談においては、かつて三委員会連絡会で教師論が議論されたこととの継続性の必要を指摘する意見がある一方、そのような議論があったとしても、このたび教団の中で教師制度を支える言葉が明確にされたことを評価する意見も述べられた。また今後、新任教師のオリエンテーションや教師の継続教育の中で「教師論」を取り上げていく必要があることや、式文の取り扱いが重要になることの指摘もなされた。
教師検定委員会との懇談においては、実際に、教師の検定に携わる中で、信仰告白を知ってはいても、これまで一度も告白したことがないと言う受験者がいる現実や、信仰告白や教憲・教規が言葉としては用いられても中身を素通りしている状況についての指摘があり、内容理解を充実させる必要が訴えられた。また、教団から明確に教師像を示すことで、神学校との対話や協力が具体的に進んで行くことへの期待も述べられた。二種教職制の問題や説教の課題、教師の召命感喪失への対応についても語られた。
いずれの懇談を通しても、戒規を含めた教規に基づく教師論の展開が、今後大事な意味を持つと共に、「教師論」の全体像が描かれたとき、それをどのように用いて行くかが問われることを受けとめた。
(東野尚志報)
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東北教区・関東教区 10被災教会の声 (オンライン訪問)
2021年東北地方地震 被災教会会堂等再建支援委員会
福島伊達教会の方々のお話を伺って
今回は福島伊達教会の方々に、11月2日午前10時から約1時間、オンラインで話を伺った。白井真牧師と深谷金之助長老のお二人に支援委員会が話を伺い、オブザーバーとして保科隆東北教区議長、道家紀一総務幹事が参加した。
2月の地震では、牧師館が大きく揺れ、物が散乱し、什器等が壊れ、消防団員と民生児童委員をされている白井牧師は、すぐに独り暮らしのお年寄りや教会員の家をまわられ、安否確認をしたそうだ。その後、消防団に合流して地域を見回った。あちこちで塀が崩れ屋根瓦が落ちて、地域の安全管理に明け方まで当たった。人命が心配で夢中だったが、結果的に亡くなった方はおらず、先ずは良かったという気持ちだったという。その後、行く先々で東日本大震災の時より揺れも被害も大きかったという声を聞いた。町を走っている東北新幹線の橋脚が壊れたため新幹線が止まったが、その橋脚と聖光学院とを結ぶ線の延長上にある家の被害が特に大きく、何人かの教会員の家もそこにあり、中には取り壊しが必要な家も出ているほど。教会はその線上から外れ、大きな被害はなかった。同じ町でも被害の程度がまるで違っていたとのことであった。被害の出た聖光学院は福島伊達教会員が創立に関わり、今も教会員が理事長をしている教団の関係学校。被害額は8000万円強にもなったが、県と国からの助成金で8〜9割は賄える見通しになったという。
深谷長老からも、具体的な被害について伺った。夜中11時ころ、猛烈な揺れで電気が消え、寝室のベッド近くに本が散乱し、真っ暗い中で、ようやく階下に下りた。そのうち、白井牧師が来られ、深谷夫人を同道して独り暮らしの女性教会員をはじめ、教会員の家を訪ね廻られた。教会の被害は、外の壁やあちこちにひびが入って崩れ落ちたところもあり、さらに礼拝堂の天井のパネルが2枚はがれ、裏の塀もひびが入った状態。未だにそのままである。大工さんが忙しく、教会の補修には至っていない。深谷長老の家も風呂場などが壊れる等、被害は大きく、その補修が先週やっと終わった。
東北教区で被災教会員の支援があり、福島伊達教会からの申請は16件、白井牧師が兼務する大平伝道所が1件だった。
教会は2017年に耐震補強も含めた大改修工事をした。柱だけの駐車場だった一階に壁を作り、会議室や玄関ホールなどの部屋にした。それが功を奏し大きな被害にならなかった。耐震補強を担当した大工さんに今回もお願いし、見積額は22万5500円。会堂の内壁のひび割れ、剥れている天井のパネルを見ながらの礼拝でも、雨風や寒さが入ることなく、礼拝が出来る状態にある。
こひつじ館(教育館)は、2階部分の牧師館以外は平屋建てであり、ほとんど被害はなく、壁の上方のクロスが破けただけだった。イースターや様々な教会行事も支障なくできたという。
礼拝出席は35〜40名、コロナ禍になってもほとんど変わりなく、2月の地震の後も、礼拝には皆出席されている。さらに地震のすぐ後に、ポータブル電源を購入した。冬の寒い時期に、停電でストーブも何も使えなくなって、礼拝に支障が出ないようにという教会員の礼拝への強い思いが伝わってきた。
今年12月28日が教会の創立130周年にあたる。古い写真を整理して、「写真で見る教会の一三〇年」という写真集を作る。キャプションを入れ、今回の地震の写真も、百周年の時に作った年表の写真も利用する。また、こひつじ館は保育園だったが、その歴史が伝わる看板を表に設置する予定。更に1月に記念礼拝を行う。これらの計画に向けて、教会は歩みを進めている。
全国の教会からのご厚意に、同じ主にある教会の仲間として思いを寄せてくださることに励まされたと語られ、私どもも支援募金への祈りを熱くした。
(黒沼宏一報)
東北地方地震被災教会支援募金
郵便振替口座
| ◎口座名 | 日本基督教団 |
| ◎口座番号 | 00140-9-145275 |
通信欄に「東北地方地震被災教会支援」とご記入ください。
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肩書きは「自転車部部長」
熊谷 光彦さん
岩手県奥州市で生まれた熊谷さんは、茨城大学の農学部に進んで以来、茨城県に居着いている。大学では環境問題に関心を持ち、当時問題になっていた、霞ヶ浦のアオコ発生について、アオコとバクテリアの相互関係に着目しつつ研究した。卒業後は、食品会社で新製品の開発、また、コンピューター関係の会社でパソコン教室やプログラミングを担当した。
熊谷さんと教会のつながりは、妻の裕子さんが、キリスト者であったことにはじまる。当初、教会に関心が無かった熊谷さんは、日曜日は二人の娘の子守役だった。しかし、娘が教会学校に出席しだしたことがきっかけで、キャンプの手伝いを任されるようになる。ちょっと手伝うだけのはずだったが、のめり込み、娘の受洗に背中を押され自らも受洗。教会では聖歌隊、ホームページの管理、月に一度のカレー作り等を担当する。教会の隣にある茨城YMCAでは、理事の他、具体的に活動をサポートするワイズメンズクラブの会長を務める。
また、友人に誘われてはじめたサイクリングは、趣味が高じてレースにまで出場するようになった他、日本サイクリング協会のインストラクター、茨城県のサイクリングガイドの資格を取り、自転車で町おこしを図る県の事業の中でガイドもしている。
名刺には、「筑波学園教会自転車部部長」との肩書きが印刷されている。教会に自転車部があるわけでは無い。自分を紹介する際、教会に連なる者であることを表すために「勝手に」名乗っているのだそうだ。名刺を作ってから、実際に渡すことが出来ない時期が何年か続いた。しかし、今は、自然な形で手渡しているという。社会のコミュニティー作りに励みつつ、その姿を通して福音が伝わることを願っていると語る。
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