2月13~14日、教団会議室において、第3回部落解放センター運営委員会が開催された。出席者は25名。開会礼拝は東谷誠運営委員長が説教した。
各報告、各教区報告など様々な取り組みについての報告がなされた。
「部落解放活動者会議」を「部落差別をなくすためにできること」と題して、2018年6月26~28日、大阪市立信太山青少年野外活動センターで開催を承認。
次回「部落解放全国会議」について、関東教区で2020年頃に開催したいことを教区常委員会へ提案する。
次回「キャラバン」開催については継続審議となった。
東海教区の運営委員派遣については引き続き出席していただくようお願いする。
「狭山事件の再審を求める」署名を3月末まで訴えていく。
「昨今の皇室婚約延期報道」について、センターから声明文を出す。
2017年度経常・特別会計中間報告を聞き、2018年度予算を承認。2017年度活動献金の報告を受け、各教区2018年度活動献金学目標を決めた。
次回委員会は9月10~11日、場所は大阪で開催の予定。
(平井克也報)
2017年3月に開かれた「国際青年会議in京都」の場で、教団の全教会・伝道所・関係施設また各地の核施設の位置をパソコンの地図上で見られるシステムが提示された(同報告書39頁参照)。ここから、近隣の教会に民間モニタリングポストを置く可能性などが話し合われた。東北教区のいくつかの教会では既に稼働している。
と共に1700余の教会・伝道所が実に全国に立てられていることを確かめることができ、そこで礼拝がなされ十字架が掲げられていることは大きな恵みだと感じた。
伝道の歴史の経緯もあって、東北には小規模教会が多い。半数以上が15名以下で礼拝をまもっている。このことを私たちもかつては、マイナスの文脈で語ることが多かったように思う。
が、2004年度を中心とした教区機構改革に取り組む中で、これは小さな町々にも教会が歩んでいるとの実は豊かさなのだとの意識に変えられていった。与えられているのは一タラントンかもしれないが、地に埋めたままにしておくのを主は喜ばれない。共に働く中で、それぞれの礼拝の群れを支えよう、地域宣教と執り成しのわざを進めよう、とのチャレンジが与えられた。
ここから地区を中心とした宣教共働の取り組みが始まり、複数教会・施設での地域伝道協力群の設置、説教相互応援協力、2教師による4教会共同牧会、3教会合同などの取り組みがなされてきた。その中で喜びと誇りが生まれ、相互の信頼が培われてきた。これが東日本大震災に向き合い取り組む上でも、力となったと感じる。
全国各地に主と共に歩む教会があることに豊かさがありご委託があることを大切に歩む、そうした教団の姿を求めていきたい。
(小西 望 東北教区議長)
髙橋良隆氏(隠退教師)
17年12月23日逝去、66歳。青森県生まれ。83年東京神学大学大学院卒業。同年より千厩、長崎滑石教会を牧会し、活水中学・高校に務め、一関教会を経て、17年隠退。
遺族は妻・髙橋俊子さん。
福本光子氏(隠退教師)
17年12月27日逝去、96歳。台湾、花蓮港生まれ。78年受允、93年受按。78年より西那須野教会を牧会し、10年隠退。
遺族は息・福本光夫さん。
村上銑彌氏(隠退教師)
18年1月4日逝去、92歳。長野県生まれ。51年同志社大学神学部卒業。同年より神戸、岸和田、福岡警固、岡本教会を牧会し、04年隠退。
遺族は娘・村上みかさん。
府上征三氏(隠退教師)
18年1月15日逝去、78歳。大阪府生まれ。64年同志社大学大学院卒業。同年より土佐、潮江、霊南坂、洛陽教会を牧会し、10年隠退。
遺族は妻・府上映子さん。
高倉田鶴子氏(隠退教師)
18年2月1日逝去、91歳。新潟県生まれ。53年日本聖書神学校卒業。同年より女子聖学院に務め、深川、千葉教会、南房伝道所を牧会し、06年隠退。
遺族は夫・高倉謙次さん。
東日本大震災の起こった2011年3月11日のことは、忘れることができません。郡山カトリック教会で一週間遅れの世界祈祷日があった日でした。会場を出たのは、午後2時を過ぎたころでした。5名の教会員と帰りの車の中で被災しました。車がハンドルを取られて運転できなくなりました。何が起こったのか分かりませんでしたが、停車した車の中から外を見ると、側の家の壁にたちまちに亀裂が入りました。不気味な黒い雲のあとに、小雪が舞いました。
何が起こったのか分からないままに、漸く車が動くようになって教会に向かいました。道路には、ブロック塀の大谷石が崩れ落ち、家の瓦は散らばっていました。教会に急いで向いました。幸い安積教会は鉄骨造りだったので、倒壊はせず無事でしたが、閉めてあった門扉が開いていました。壁には亀裂が生じ、屋根の損傷や会堂のベニヤ板は剥がれ、牧師館の雨漏り等がありました。十字架は傾き、定礎という壁にはめ込まれた石が剥がれ落ち、木材がむき出しになりました。教会の壁紙は剥がれ落ち、家具があちこちに散らばり、寝る所を確保しなければなりませんでした。
水が出なくなり、水の確保をするのが大変でした。水のない生活がどんなに大変かを知りました。多くの家が、瓦が落ちて、雨漏り防止のためにブルーシートが掛けられていました。こんな状況でしたから、瓦屋根の捕修をするのが先で、会堂の本格的修復工事が始まったのは、10カ月後の12月でした。嬉しかったです。安積教会員の家も補修は必要でしたが、それ程の被害を受けなかったのは幸いでした。
このように、安積教会は、浜通りのように津波の被害は受けませんでしたが、目に見えない放射能の恐れが続きました。郡山には、ビックパレットを中心にして、多くの仮設住宅がありました。皆さんどのような気持ちで生活されておられるのか。仮設住宅を一周させて頂いたことがありましたが、安易に声をかけられない雰囲気が漂っていました。
須賀川市在住の人によって「花は咲く」という歌が生まれましたが、濃い霧の中で、沢山の人々がうごめいて苦しんでいるイメージで、このような状況に遭ってどうしていいのか分からない。けれども、必ず、花が咲くように、明るい未来がやってくるという内容の歌で、わたしは、今でも涙なしにこの歌を歌うことができません。
東日本大震災から10年近くを間もなく迎えることになります。少しずつ悲しみから、被災の現実を受け入れ、津波にさらわれた2万人を超える人のためにも、その犠牲を無駄にしたくない、という機運が高まり、今は再建の準備が進められています。希望の光が差してきました。
震災によって、教区や教団の問安を受け、全国の多くの方々に支えて頂いたことを感謝しています。この支えがあったからこそ、小さな安積教会は乗り越えることができました。資金面での事も何とかクリアできました。皆さまに心から感謝いたします。
(東北教区・安積教会牧師)
2018年、NCC(日本キリスト教協議会)は創立70周年を迎える。この節目に向かって「宣教会議2018」の開催を決定した。
その事前集会(プレ集会)として、以下の4回が企画された。「第1回、宣教=ケリュグマ×青年」(2016年9月24日)、「第2回、奉仕=ディアコニア×いのち」(2017年2月4日)、「第3回、証し=マルトゥリア×世代間協働」(2017年9月9日)、「第4回、祈り・礼拝=レイトゥルギア×多様性」(2018年2月3日)。
毎回NCC加盟の諸教派・教会・団体をはじめカトリックからも参加者があり、NCCならではの多彩な顔ぶれが揃う。楽しい企画でもあると同時に、その違いに驚かされることもしばしばである。
各教派・教会・団体から必ず代表者たる者1名、青年1名の出席が求められる。併せて、毎回、各主題に応じた「取り組みレポート」の提出が必須である。教団からは、主に加藤誠世界宣教幹事と道家紀一総務幹事が交互に出席している。青年は、東日本大震災ボランティア、ユースミッション参加者など、教団が主催したプログラムに参加した青年の中から、出席を依頼している。現在は第4回までの全てのプレ集会が終了し、「宣教会議2018」の本会議に向かってまとめの段階である。
NCCと教団は歴史的に深いつながりがある。負担金は他の加盟教派・教会・団体の群を抜いて担っている。さらにこの38・39総会期においては、小橋孝一議長、網中彰子総幹事を派遣してきた。この体制の中で、「宣教に寄与する(資する)NCC」という方向が模索されてきた。この集大成が「宣教会議2018」である。教団としても出来る限り、開催実現に向けて協力してゆくつもりである。
(道家紀一報)
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