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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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【4844号】消息

2016年7月23日

藤井 弘氏(隠退教師)
 16年6月11日逝去、88歳。福井県生まれ。53年日本基督教神学専門学校卒業。同年より高知中村、芸西、小樽、高井戸教会を経て00年隠退。
 遺族は妻・藤井緑さん。

 いまも9万人超の人々が県外避難する福島へ移住し、月に一度、福島から取引先のベトナム、東京へ出かけてゆく。「アイディアは移動距離に比例するというのが私の持論」と片岡さんは語る。

 片岡暁伸さんは、代田教会員の両親と共に物心つく前から教会に通っていた。大学4年生で信仰告白し、聖歌隊奉仕が喜びとなった。一方、中学時代から脱サラ本や実用書に興味があった。高校時代には個人輸入の入門書を片手に、親に内緒で実践。失敗もしつつビジネスの面白さに惹かれた。大学時代からその世界に入り、卒業後ITベンチャー、経営コンサル会社に勤務、20代で香港と東京の上場会社役員として超多忙な生活を送る。

 転機は、東日本大震災だった。震災で大損害を被り、事業主として方向転換を迫られた。放射能測定器の輸入事業や除染事業を始め、福島へ出張の機会が増えた。その後、週の半分を福島で過ごし訪れた福島教会で「住む復興」という言葉が耳に残った。軸足を福島に置く決意をする。短期でトレンドの変化する被災地でリスク分散をしつつ、これまでのノウハウやネットワークを用い精密機器、アパレル等複数の事業を展開する。

 復興の道にビジネスは不可欠である。今や全国各地から人が集まる福島だが、復興ビジネスは地域に深く根差したもので、しかも地域の将来につながるものでなければ根本的な回復とはならないと片岡さんは語る。高い技術力を持つ地元民の多くは、自ら仕事を作り出すことが得意でない。福島の2、3年後の雇用をどう生み出せるかが課題だ。

 片岡さん自身、移住を通して上昇志向の生き方からパラダイムシフトを経験し、よりシンプルに生きる場所を見出した。「今は、日曜日ごとに語られるみ言葉を一言も聞き漏らしたくない」と語る。

1977年生まれ。福島教会員。

 今年も教団新任教師オリエンテーション(6月)に出席し、大きな励ましを与えられた。新任教師37名、神学校代表・教団関係・スタッフ24名の参加で、講演等の学び、食事等の交わりを共にし、新任教師はもちろんのこと、経験を積んだ教師にとっても、伝道者としての歩みの原点を確認する良い機会となったことと思う。何よりも新任教師の方たちの、遣わされた地、置かれた場での活躍を祈るものである。

 会の最後に、主催した教師委員会から、突然、「何か一言を」と言われてあわてたが、「伝道は『けもの道』だ」と話した。「けもの道」とは、山の中にできた動物たちが行き来した跡であり、獣の通路である。このところ私が住む秋田県では山菜採りの方たちが熊に襲われる被害があるが、そのような時、その近辺に熊が通った跡を見つけることがある。

 つまり、伝道には、このようにすれば受洗者が起される…といった何か決まりきった「王道」(ラクな方法)や、すぐに伝道の成果が出る…といったハイウェイ(高速道路)のようなものはないということである。伝道は、伝道者が、聖霊の導きによって、時に自分の願いや計画といったものを放棄させられて、日々の務めを担い続ける時にできる道のようなものという意味である。

 この度も、私自身、今出会っている一人ひとりとの関わりを感謝し、大切にして伝道の業に励もうとの思いを新たにした。
(教団総会書記 雲然俊美)

5:1 さて、わたしは長老の一人として、また、キリストの受難の証人、やがて現れる栄光にあずかる者として、あなたがたのうちの長老たちに勧めます。
5:2 あなたがたにゆだねられている、神の羊の群れを牧しなさい。強制されてではなく、神に従って、自ら進んで世話をしなさい。卑しい利得のためにではなく献身的にしなさい。
5:3 ゆだねられている人々に対して、権威を振り回してもいけません。むしろ、群れの模範になりなさい。
5:4 そうすれば、大牧者がお見えになるとき、あなたがたはしぼむことのない栄冠を受けることになります。
5:5 同じように、若い人たち、長老に従いなさい。皆互いに謙遜を身に着けなさい。なぜなら、/「神は、高慢な者を敵とし、/謙遜な者には恵みをお与えになる」からです。
5:6 だから、神の力強い御手の下で自分を低くしなさい。そうすれば、かの時には高めていただけます。
5:7 思い煩いは、何もかも神にお任せしなさい。神が、あなたがたのことを心にかけていてくださるからです。
5:8 身を慎んで目を覚ましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたける獅子のように、だれかを食い尽くそうと探し回っています。
5:9 信仰にしっかり踏みとどまって、悪魔に抵抗しなさい。あなたがたと信仰を同じくする兄弟たちも、この世で同じ苦しみに遭っているのです。それはあなたがたも知っているとおりです。
5:10 しかし、あらゆる恵みの源である神、すなわち、キリスト・イエスを通してあなたがたを永遠の栄光へ招いてくださった神御自身が、しばらくの間苦しんだあなたがたを完全な者とし、強め、力づけ、揺らぐことがないようにしてくださいます。
5:11 力が世々限りなく神にありますように、アーメン。
5:12 わたしは、忠実な兄弟と認めているシルワノによって、あなたがたにこのように短く手紙を書き、勧告をし、これこそ神のまことの恵みであることを証ししました。この恵みにしっかり踏みとどまりなさい。
5:13 共に選ばれてバビロンにいる人々と、わたしの子マルコが、よろしくと言っています。
5:14 愛の口づけによって互いに挨拶を交わしなさい。キリストと結ばれているあなたがた一同に、平和があるように。

2016年7月22日

4:12 愛する人たち、あなたがたを試みるために身にふりかかる火のような試練を、何か思いがけないことが生じたかのように、驚き怪しんではなりません。
4:13 むしろ、キリストの苦しみにあずかればあずかるほど喜びなさい。それは、キリストの栄光が現れるときにも、喜びに満ちあふれるためです。
4:14 あなたがたはキリストの名のために非難されるなら、幸いです。栄光の霊、すなわち神の霊が、あなたがたの上にとどまってくださるからです。
4:15 あなたがたのうちだれも、人殺し、泥棒、悪者、あるいは、他人に干渉する者として、苦しみを受けることがないようにしなさい。
4:16 しかし、キリスト者として苦しみを受けるのなら、決して恥じてはなりません。むしろ、キリスト者の名で呼ばれることで、神をあがめなさい。
4:17 今こそ、神の家から裁きが始まる時です。わたしたちがまず裁きを受けるのだとすれば、神の福音に従わない者たちの行く末は、いったい、どんなものになるだろうか。
4:18 「正しい人がやっと救われるのなら、/不信心な人や罪深い人はどうなるのか」と言われているとおりです。
4:19 だから、神の御心によって苦しみを受ける人は、善い行いをし続けて、真実であられる創造主に自分の魂をゆだねなさい。

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