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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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創世記1・1~5、24~31a

2015年10月25日

1:1 初めに、神は天地を創造された。
1:2 地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた。
1:3 神は言われた。「光あれ。」こうして、光があった。
1:4 神は光を見て、良しとされた。神は光と闇を分け、
1:5 光を昼と呼び、闇を夜と呼ばれた。夕べがあり、朝があった。第一の日である。

1:24 神は言われた。「地は、それぞれの生き物を産み出せ。家畜、這うもの、地の獣をそれぞれに産み出せ。」そのようになった。
1:25 神はそれぞれの地の獣、それぞれの家畜、それぞれの土を這うものを造られた。神はこれを見て、良しとされた。
1:26 神は言われた。「我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。そして海の魚、空の鳥、家畜、地の獣、地を這うものすべてを支配させよう。」
1:27 神は御自分にかたどって人を創造された。神にかたどって創造された。男と女に創造された。
1:28 神は彼らを祝福して言われた。「産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ。海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物をすべて支配せよ。」
1:29 神は言われた。「見よ、全地に生える、種を持つ草と種を持つ実をつける木を、すべてあなたたちに与えよう。それがあなたたちの食べ物となる。
1:30 地の獣、空の鳥、地を這うものなど、すべて命あるものにはあらゆる青草を食べさせよう。」そのようになった。
1:31 神はお造りになったすべてのものを御覧になった。

2015年10月24日

聴く者の心を打つ、教会の現状の見える説教を
 9月15日から17日にかけて、大阪クリスチャンセンターを会場に、秋季教師検定試験が行われた。今回の受験者数は、補教師試験19名、正教師試験61名、転入試験2名、計82名であった。今回も多くの受験者(献身者)が与えられたことを感謝したい。

 試験全体の印象は次の通り。まず、提出試験の釈義と説教であるが、誠実に取り組んだものも見られたが、全体的に力不足、研鑽不足であると言わざるを得なかった。ヘブライ語は困難にしても、ギリシア語原典を読んでいないと思われる釈義も多く見られた。中には、釈義と黙想の区別がついていない者もあり残念であった。また説教というよりも、聖書の解説、説明に終始し、福音の力強さが感じられない説教も少なくなかった。加えて、受験要綱には、教会での礼拝を想定して、と指示して提出を求めているが、説教から会衆が見えてこない説教も多かった。教会と会衆を愛する者としての説教であったかどうか考えさせられた。釈義、黙想、説教は、牧師として最も重要な務めの一つである。この業に対する誠実さを大切にしていただきたいと願うばかりである。

 筆記試験の印象は次の通り。全体として、補教師、正教師ともに、よく準備して臨んだ者と、そうでない者との差が大きく出た結果となった。教科ごとにも準備の差があらわれており、面接時に自覚して話す者も少なくなかった。

 科目ごとに言えば、「教憲教規および諸規則・宗教法人法」の試験は、出題の意図を読み違えている解答が多く目立った。今回は特に根本的なことを問うたが、明確に意図をつかんで答えている解答が少なかった。旧約聖書神学は、全体的に旧約聖書を読み込んでいない印象を受けた。普段から旧約聖書を読んでいない結果と思われる。当たり前のことだが、教師には常日ごろ旧約聖書をしっかりと読むことを心がけていただきたい。新約聖書神学は、出来ている人とそうでない人の差がはっきりと出た。総じて、緒論的定義が分かっていない人が多い印象を受けた。教会史は、正教師への出題が今回は1問だけであったが、正教師に問うにふさわしい問題であったと言える。教師がそれぞれの教会で、教会員や求道者から聞かれると思われる事柄が出題された。実際、三位一体について、聖書学的、組織神学的に答えることも重要であるが、教会史的に答えることも重要だからである。

 現在、試験の結果で判定が保留となった者たちの再レポートの提出と採点が行われている。最終結果はそれを経てからとなり、10月19日から開催される常議員会に報告され、確定されることになる。

 最近の教師検定試験の傾向として、補教師も正教師も、会社などの引退後の受験者が多くなってきている。このような形で献身者が与えられることは、神さまの恵みであると言える。とは言え、ある程度年齢が重なると、全てを同じように準備することが難しいケースも当然出てくる。また、提出試験の量は多く、筆記試験の科目も高齢の受験者には、体力的に負担も大きいと思われる。その結果、準備不足で不合格になってしまうケースも少なくなかった。

 今回の面接試験は、個別面接時に最初に問う文言と答えに含めて欲しい単語を全体会で提示し、自身の言葉で答えるよう促した。結果、作文的な答えもあったが、それぞれの言葉を聞くことができ、面接を試験として行う意義を感じることができた。春の試験でも同様の方法を検討している。Cコースガイダンス・面接では召命観を確かめつつ、実際の学びの方法などについても話し合った。Cコース受験者の学びと研鑽の問題は今後の課題となるであろう。

 Cコース認定面接には3名の希望者があった。それぞれに召命を問いつつ、教団の教師として立つことの意味を確認できた面接となった。(服部 修報)

 

2015年秋季・正教師検定試験問題
教憲教規および諸規則・宗教法人法(60分)
 次の2題に答えてください。
1.『教憲教規および諸規則』は「日本基督教団信仰告白」から始まっていますが、その意味を「公同教会」の理解に基づいて論じてください。
2.「宗教法人法」の理念を、当該条項をあげて述べてください。

旧約聖書神学(60分)
 次の2題に答えてください。
1.旧約聖書におけるとりなしについて、いくつかのテキストを挙げつつ、論じてください。
2.次の2題のうちから1題を選び、旧約聖書のいくつかのテキストを挙げつつ、論じてください。
①祝福と呪い
②選びと伝道

新約聖書神学(60分)
 次の2題に答えてください。
1.パウロ書簡における創造の理解について、いくつかのテキストを挙げつつ、述べてください。
2.次の2題の内から1題を選んで、答えてください。
①ルカによる福音書と使徒言行録における歴史理解について、述べてください。
②ヨハネによる福音書におけるキリスト論について、述べてください。

教会史(60分)
 次の1題に答えてください。
・古代から現代にいたる教会史上における「三位一体論」の論争の諸要点を、人名や事項の固有名詞を付しつつ、述べてください。

 

講 評
 秋季試験は、正教師を目指す方が大半を占めます。2年以上、伝道牧会に従事し、神の御前で改めて自身の召命を問い、献身の思いを新たにする。正教師試験にはそのような側面が強くあります。今回は、特に面接試験において、召命と献身の志を問い、表明していただきました。主がその思いを全うしてくださることを祈るばかりです。

 筆記試験は、教師として必要な知識、また根本的なことを問わせていただきました。しかし、複数の科目で合格点に達しなかった方たちがいました。残念なことです。

 提出試験の説教についても、全体的に力不足が否めませんでした。聴く者の心を打つメッセージに欠き、また教会の現状が見えてこない説教が大半でした。御言に誠実に向き合い、主の御体である教会を愛し、もっと力強く福音が語られることを願ってやみません。
39総会期教師検定委員長
鷹澤 匠

 データで文章のやり取りするようになり情報の往来は格段に増え、また便利になった。手元に残す資料もデータ化で保存方法も変わった。しかし、それで紙媒体が減ったかと言うと、筆者においては、そうではないように思う。数値化したことは無いので印象ではある。個人の印刷が格段に容易になったことでプリントアウト、配付される資料もかえって増えたのではないか。出席しなくてはならない会議も増えたこともあるが。▼電子書籍も利便性や好みもあろうが、どうも手元に紙の本がないと落ち着かない。印刷、製本された本を床から積んでみると、自分の背丈を優に越えるほどになる註解書シリーズを電子書籍で購入したが、結局、必要部分をプリントアウトして持ち歩くことになった。確かに本棚の省スペースになってはいる。▼ニュースも文字にすることで現時点の情報、把握、考え方を固定できる。しかし、時間と共にニュースが新鮮さを失うことも必然だ。真実をすべて書き残せるわけでもない。けれども、たとえ一時点の断片でも文字に固定し何らか媒体に残すことが必要だ。書き残されたことの正否、価値は後の時代が判断することであったとしても今を切り取り書かなくてはならない。このことが本紙の使命と改めて肝に銘じている。

 第3回予算決算委員会が、全国財務委員長会議を挟む日程で、9月28日から29日に日本基督教団小会議室にて行われた。

 2016年度予算案を作るにあたって、各教区の負担金を対前年度比2%減となるように極力努力した。昨今の各教会や教区の財政状況から見て、2%減という削減幅を不充分とする評価も受けそうであるが、ただ、東日本大震災の年に3%余りの削減を行った以外は1%の削減幅(2015年度に関しては前年度と同じ)で推移してきており、今回の2%削減はかなりの緊縮財政ということになる。このためほとんどの委員会において活動費の10%削減する案となる。2016年度の予算案については提出された原案に対して、日本キリスト教会館の関連工事の支出でなお精査が必要と判断し、慎重に検討した結果、10月13日に常任予算決算委員会を招集して、そこに委ねることとした。

 負担金の配賦額を計算するにあたっては、昨年度導入が決まった新たな計算式が用いられ、配賦額はその計算式通りに算出し予算に盛り込んだ。

 今年度の全国財務委員長会議を計画するにあたってマイナンバー制度の学びを取り入れたことは特筆すべきことである。各教区の財務や会計担当者がマイナンバーを預かることになるが、現時点では事の重要性についての認識と自覚を持つに至っていないことを危惧し、きっかけ作りをしたいとの意図で盛り込んだ。教区のみではなく、各教会や附属幼稚園と保育所の会計についても同様の問題が波及することになるため、今後の情報収集と学びがさらに必要となることが確認された。(長谷川洋介報)

 第1回全国財務委員長会議が、9月28日~29日に教団会議室にて開催された。

 第1日目の会議の冒頭、長崎哲夫総幹事より挨拶がなされ、挨拶の中で、耐震工事が行われている日本キリスト教会館の引き渡しは、来年2月になること等の報告があった。この後、各教区からの財務状況報告の時間が持たれ、多くの教区が、現住陪餐会員減少に伴う厳しい財務状況が続いていることを報告した。これに関連して、教区互助制度についても、厳しい財務状況に伴い、その運営に苦慮していることが多くの教区より報告された。また、負担金未納教会問題や、伝道資金について述べる教区もあった。

 そして、2016年度予算案と負担金割賦について、愛澤豊重予決委員長より詳細な説明が行われた。特に、次年度の予算案編成関して、多くの支出科目で10%の削減を行い、各教区に割賦する負担金の総額は、昨年度予算と比較して、2%減になっていること等が説明された。

 第2日目は、出版局と年金局の報告の後、今回の全国財務委員長会議のテーマであった「教団の現状と将来構想」につき、教団将来構想検討委員会の望月克仁委員より発表が行われた。「教団年鑑2015年データ」を中心に、今後の人口動態にも言及し、2050年の現住陪餐会員数は、現在の4分の3の、約65万人になることが指摘された。これは、現在の現住陪餐会員は、60歳以上の会員の割合が63%であることも、その要因の一つだとの説明があった。しかし、望月委員は、他の宗教団体と比較すると、まだ若年層の割合が高いことが希望であるとも述べた。これに対する質疑の中で、こういう状況にあるからこそ、教団が一致して伝道する必要があるとの意見が出された。

 最後に、鈴木功男委員より、間もなく施行される「マイナンバー制度」についての説明があり、教区としても、また、教会としても、この制度に対応するための準備の必要性が指摘された。

 祈りをもって2日間にわたる会議を終了した。(宇田 真報)

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