1:18 不義によって真理の働きを妨げる人間のあらゆる不信心と不義に対して、神は天から怒りを現されます。
1:19 なぜなら、神について知りうる事柄は、彼らにも明らかだからです。神がそれを示されたのです。
1:20 世界が造られたときから、目に見えない神の性質、つまり神の永遠の力と神性は被造物に現れており、これを通して神を知ることができます。従って、彼らには弁解の余地がありません。
1:21 なぜなら、神を知りながら、神としてあがめることも感謝することもせず、かえって、むなしい思いにふけり、心が鈍く暗くなったからです。
1:22 自分では知恵があると吹聴しながら愚かになり、
1:23 滅びることのない神の栄光を、滅び去る人間や鳥や獣や這うものなどに似せた像と取り替えたのです。
1:24 そこで神は、彼らが心の欲望によって不潔なことをするにまかせられ、そのため、彼らは互いにその体を辱めました。
1:25 神の真理を偽りに替え、造り主の代わりに造られた物を拝んでこれに仕えたのです。造り主こそ、永遠にほめたたえられるべき方です、アーメン。
1:26 それで、神は彼らを恥ずべき情欲にまかせられました。女は自然の関係を自然にもとるものに変え、
1:27 同じく男も、女との自然の関係を捨てて、互いに情欲を燃やし、男どうしで恥ずべきことを行い、その迷った行いの当然の報いを身に受けています。
1:28 彼らは神を認めようとしなかったので、神は彼らを無価値な思いに渡され、そのため、彼らはしてはならないことをするようになりました。
1:29 あらゆる不義、悪、むさぼり、悪意に満ち、ねたみ、殺意、不和、欺き、邪念にあふれ、陰口を言い、
1:30 人をそしり、神を憎み、人を侮り、高慢であり、大言を吐き、悪事をたくらみ、親に逆らい、
1:31 無知、不誠実、無情、無慈悲です。
1:32 彼らは、このようなことを行う者が死に値するという神の定めを知っていながら、自分でそれを行うだけではなく、他人の同じ行為をも是認しています。
2015年10月26日
第21回「こひつじキャンプin妙高高原」募集案内
【概 容】
1.開催日時:2015年11月21日(土)~23日(月)
2.開催場所:東京YMCA妙高高原ロッジ
949-2112 新潟県妙高市池の平温泉(0255-86-2171)
3.募集人数:10家族30名(定員を超えた場合、抽選となります。)
4.費 用: 全額主催者が負担します。
5.集 合: 11月21日(土)8時15分 郡山駅西口バスプール
解 散: 11月23日(月)18時30分 郡山駅西口バスプール
※連休中のため、道路渋滞が予想され、解散時刻が遅れる場合があります。
【応募要項】
1.応募資格:福島県在住の親子、あるいは福島から避難している親子。
※但し、子どもは年少から中学生まで。
2.応募方法:参加希望者の住所、氏名、性別、年齢、学年、連絡先電話番号、Fax番号(ある方は必ず)、携帯番号を書いて、事務局宛てFax.して下さい。様式は自由です。
3.募集締切:2015年11月5日(木)必着。参加決定は、正式申し込み用紙の送付をもって代えさせていただきます。
4.主 催:日本キリスト教団 共 催:東京YMCA
【注意事項】
■ 食前の感謝の祈りや朝の集い時の祈りなどがあります。
■ 今回は、今年度最後の国内キャンプです。リピーターも歓迎です。
■ 参加が決定した後のキャンセルはご遠慮下さい。
■ 参加者全員に感想文を書いていただきます。
【問い合わせ先】
◆日本キリスト教団東日本大震災救援対策本部 「こひつじキャンプ」担当事務局
◆Tel.080-3726-7143(本部携帯:飯島信・いいじま まこと)
◆Fax.03-3205-6088(本部受付用fax.)
Fax.03-3207-3918(教団事務局Fax.)
1:1 キリスト・イエスの僕、神の福音のために選び出され、召されて使徒となったパウロから、――
1:2 この福音は、神が既に聖書の中で預言者を通して約束されたもので、
1:3 御子に関するものです。御子は、肉によればダビデの子孫から生まれ、
1:4 聖なる霊によれば、死者の中からの復活によって力ある神の子と定められたのです。この方が、わたしたちの主イエス・キリストです。
1:5 わたしたちはこの方により、その御名を広めてすべての異邦人を信仰による従順へと導くために、恵みを受けて使徒とされました。
1:6 この異邦人の中に、イエス・キリストのものとなるように召されたあなたがたもいるのです。――
1:7 神に愛され、召されて聖なる者となったローマの人たち一同へ。わたしたちの父である神と主イエス・キリストからの恵みと平和が、あなたがたにあるように。
1:8 まず初めに、イエス・キリストを通して、あなたがた一同についてわたしの神に感謝します。あなたがたの信仰が全世界に言い伝えられているからです。
1:9 わたしは、御子の福音を宣べ伝えながら心から神に仕えています。その神が証ししてくださることですが、わたしは、祈るときにはいつもあなたがたのことを思い起こし、
1:10 何とかしていつかは神の御心によってあなたがたのところへ行ける機会があるように、願っています。
1:11 あなたがたにぜひ会いたいのは、“霊”の賜物をいくらかでも分け与えて、力になりたいからです。
1:12 あなたがたのところで、あなたがたとわたしが互いに持っている信仰によって、励まし合いたいのです。
1:13 兄弟たち、ぜひ知ってもらいたい。ほかの異邦人のところと同じく、あなたがたのところでも何か実りを得たいと望んで、何回もそちらに行こうと企てながら、今日まで妨げられているのです。
1:14 わたしは、ギリシア人にも未開の人にも、知恵のある人にもない人にも、果たすべき責任があります。
1:15 それで、ローマにいるあなたがたにも、ぜひ福音を告げ知らせたいのです。
1:16 わたしは福音を恥としない。福音は、ユダヤ人をはじめ、ギリシア人にも、信じる者すべてに救いをもたらす神の力だからです。
1:17 福音には、神の義が啓示されていますが、それは、初めから終わりまで信仰を通して実現されるのです。「正しい者は信仰によって生きる」と書いてあるとおりです。
1:1 初めに、神は天地を創造された。
1:2 地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた。
1:3 神は言われた。「光あれ。」こうして、光があった。
1:4 神は光を見て、良しとされた。神は光と闇を分け、
1:5 光を昼と呼び、闇を夜と呼ばれた。夕べがあり、朝があった。第一の日である。
1:24 神は言われた。「地は、それぞれの生き物を産み出せ。家畜、這うもの、地の獣をそれぞれに産み出せ。」そのようになった。
1:25 神はそれぞれの地の獣、それぞれの家畜、それぞれの土を這うものを造られた。神はこれを見て、良しとされた。
1:26 神は言われた。「我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。そして海の魚、空の鳥、家畜、地の獣、地を這うものすべてを支配させよう。」
1:27 神は御自分にかたどって人を創造された。神にかたどって創造された。男と女に創造された。
1:28 神は彼らを祝福して言われた。「産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ。海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物をすべて支配せよ。」
1:29 神は言われた。「見よ、全地に生える、種を持つ草と種を持つ実をつける木を、すべてあなたたちに与えよう。それがあなたたちの食べ物となる。
1:30 地の獣、空の鳥、地を這うものなど、すべて命あるものにはあらゆる青草を食べさせよう。」そのようになった。
1:31 神はお造りになったすべてのものを御覧になった。
聴く者の心を打つ、教会の現状の見える説教を
9月15日から17日にかけて、大阪クリスチャンセンターを会場に、秋季教師検定試験が行われた。今回の受験者数は、補教師試験19名、正教師試験61名、転入試験2名、計82名であった。今回も多くの受験者(献身者)が与えられたことを感謝したい。
試験全体の印象は次の通り。まず、提出試験の釈義と説教であるが、誠実に取り組んだものも見られたが、全体的に力不足、研鑽不足であると言わざるを得なかった。ヘブライ語は困難にしても、ギリシア語原典を読んでいないと思われる釈義も多く見られた。中には、釈義と黙想の区別がついていない者もあり残念であった。また説教というよりも、聖書の解説、説明に終始し、福音の力強さが感じられない説教も少なくなかった。加えて、受験要綱には、教会での礼拝を想定して、と指示して提出を求めているが、説教から会衆が見えてこない説教も多かった。教会と会衆を愛する者としての説教であったかどうか考えさせられた。釈義、黙想、説教は、牧師として最も重要な務めの一つである。この業に対する誠実さを大切にしていただきたいと願うばかりである。
筆記試験の印象は次の通り。全体として、補教師、正教師ともに、よく準備して臨んだ者と、そうでない者との差が大きく出た結果となった。教科ごとにも準備の差があらわれており、面接時に自覚して話す者も少なくなかった。
科目ごとに言えば、「教憲教規および諸規則・宗教法人法」の試験は、出題の意図を読み違えている解答が多く目立った。今回は特に根本的なことを問うたが、明確に意図をつかんで答えている解答が少なかった。旧約聖書神学は、全体的に旧約聖書を読み込んでいない印象を受けた。普段から旧約聖書を読んでいない結果と思われる。当たり前のことだが、教師には常日ごろ旧約聖書をしっかりと読むことを心がけていただきたい。新約聖書神学は、出来ている人とそうでない人の差がはっきりと出た。総じて、緒論的定義が分かっていない人が多い印象を受けた。教会史は、正教師への出題が今回は1問だけであったが、正教師に問うにふさわしい問題であったと言える。教師がそれぞれの教会で、教会員や求道者から聞かれると思われる事柄が出題された。実際、三位一体について、聖書学的、組織神学的に答えることも重要であるが、教会史的に答えることも重要だからである。
現在、試験の結果で判定が保留となった者たちの再レポートの提出と採点が行われている。最終結果はそれを経てからとなり、10月19日から開催される常議員会に報告され、確定されることになる。
最近の教師検定試験の傾向として、補教師も正教師も、会社などの引退後の受験者が多くなってきている。このような形で献身者が与えられることは、神さまの恵みであると言える。とは言え、ある程度年齢が重なると、全てを同じように準備することが難しいケースも当然出てくる。また、提出試験の量は多く、筆記試験の科目も高齢の受験者には、体力的に負担も大きいと思われる。その結果、準備不足で不合格になってしまうケースも少なくなかった。
今回の面接試験は、個別面接時に最初に問う文言と答えに含めて欲しい単語を全体会で提示し、自身の言葉で答えるよう促した。結果、作文的な答えもあったが、それぞれの言葉を聞くことができ、面接を試験として行う意義を感じることができた。春の試験でも同様の方法を検討している。Cコースガイダンス・面接では召命観を確かめつつ、実際の学びの方法などについても話し合った。Cコース受験者の学びと研鑽の問題は今後の課題となるであろう。
Cコース認定面接には3名の希望者があった。それぞれに召命を問いつつ、教団の教師として立つことの意味を確認できた面接となった。(服部 修報)
2015年秋季・正教師検定試験問題
教憲教規および諸規則・宗教法人法(60分)
次の2題に答えてください。
1.『教憲教規および諸規則』は「日本基督教団信仰告白」から始まっていますが、その意味を「公同教会」の理解に基づいて論じてください。
2.「宗教法人法」の理念を、当該条項をあげて述べてください。
旧約聖書神学(60分)
次の2題に答えてください。
1.旧約聖書におけるとりなしについて、いくつかのテキストを挙げつつ、論じてください。
2.次の2題のうちから1題を選び、旧約聖書のいくつかのテキストを挙げつつ、論じてください。
①祝福と呪い
②選びと伝道
新約聖書神学(60分)
次の2題に答えてください。
1.パウロ書簡における創造の理解について、いくつかのテキストを挙げつつ、述べてください。
2.次の2題の内から1題を選んで、答えてください。
①ルカによる福音書と使徒言行録における歴史理解について、述べてください。
②ヨハネによる福音書におけるキリスト論について、述べてください。
教会史(60分)
次の1題に答えてください。
・古代から現代にいたる教会史上における「三位一体論」の論争の諸要点を、人名や事項の固有名詞を付しつつ、述べてください。
講 評
秋季試験は、正教師を目指す方が大半を占めます。2年以上、伝道牧会に従事し、神の御前で改めて自身の召命を問い、献身の思いを新たにする。正教師試験にはそのような側面が強くあります。今回は、特に面接試験において、召命と献身の志を問い、表明していただきました。主がその思いを全うしてくださることを祈るばかりです。
筆記試験は、教師として必要な知識、また根本的なことを問わせていただきました。しかし、複数の科目で合格点に達しなかった方たちがいました。残念なことです。
提出試験の説教についても、全体的に力不足が否めませんでした。聴く者の心を打つメッセージに欠き、また教会の現状が見えてこない説教が大半でした。御言に誠実に向き合い、主の御体である教会を愛し、もっと力強く福音が語られることを願ってやみません。
39総会期教師検定委員長
鷹澤 匠
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18-31
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