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【4825・26号】▼伝道委員会▼ 開拓伝道援助教会にて委員会を開催

2015年8月8日

 第2回委員会が6月22~23日に行われた。会場は1日目が石和教会、2日目が韮崎教会であった。

 伝道委員会は、過去に開拓伝道援助を行った教会で委員会開催をし、知見を得ている。

 石和教会は突風で屋根がはがれ、急遽会堂建築に入ることになった経緯を聞いた。山梨英和の幼児施設に囲まれた環境の中、新会堂と共に歩みだした報告を受けた。韮崎教会ではモダンな建築の中、パイプオルガンが印象的な礼拝堂を目と耳で体験した。教会に集まり奉仕する教会員にも会い、手作りのジャムやケーキを購入して僅かながらも更に支援に協力した。

 議事としては、前回委員会議事録を承認、業務報告及び会計報告を承認、また、東日本大震災救援対策本部報告を受けた。常議員会報告、東日本大震災救援対策本部報告を受けた。担当委員から、伝道推進室委員会報告、宣教委員会報告、「こころの友」「信徒の友」編集委員会報告を受けた。

 また、2014年度決算を承認した。第10回農村伝道に関する協議会、第39総会期教区伝道委員長会議について準備を進めた。教育委員会主催のユースミッション日独2015に伝道委員会として共催すること、20万円の共催援助金支出を決めた。

 今回は第39総会期伝道委員会・伝道推進室合同委員会が23日に持たれた。資料に基づき、伝道推進室の教団内での位置づけ、伝道委員会と伝道推進室との関係及び宣教委員会との関係の確認がなされた。新たに選任された伝道委員から活発な発言があって、理解を深めた。

 伝道推進室の協力委員に、伝道委員が皆加わることとした。伝道推進室基本方針及び計画・予算案の確認、運営報告、行事報告、行事予定、伝道研究・伝道方策の検討に関することが伝えられ、具体的な取り組みに迅速に対処することを努めていることを踏まえた。伝道委員会が行うべき調査・企画といった理論面と連動し、有機的に互いの働きを支え合える関係が望ましいと話し合われた。(飯田敏勝報)

 6月29~30日、熱海市・ニューウェルシティ湯河原にて、第48回在日大韓基督教会と日本基督教団との宣教協力委員会が、「両教会の宣教課題と宣教協力~一致してヘイトスピーチを考える~」のテーマのもとに開催された。

 在日大韓基督教会からは、金性済副総会長、趙永哲副書記、許伯基信徒委員長、金成元歴史編纂委員長、金柄鎬総幹事、曺泳石幹事が出席した。

 日本基督教団からは、石橋秀雄議長、佐々木美知夫副議長、雲然俊美書記、長崎哲夫総幹事、小橋孝一在日韓国朝鮮人連帯特設委員長、米倉美佐男宣教委員長、佐藤飛文歴史共同研究委員、大三島義孝宣教幹事、高田輝樹職員、井合綾子職員が出席した。

 1日目は、石橋議長の説教「キリストに集中する」(エフェソ2・13~18)による開会礼拝の後、出席者紹介、前回記録確認、両教会の紹介および課題の報告がなされた。

 その後、夕食をはさんで、佐藤歴史共同研究委員が、「排外主義と歴史修正主義がなぜ広がっているのか?」と題し、ヘイトスピーチが問題化した背景について、過去20年間の政治、排外主義、文化の動きに関して、自作の年表や資料を用いて発題した。また、金歴史編纂委員長が、「両教会の宣教課題と宣教協力~一致してヘイトスピーチを考える~」と題し、教会および日本人キリスト者との出会い、および、貧困家庭、非正規労働者との出会いについて紹介した後、ヘイトスピーチの背景にある問題として、人と人との関係の欠如の問題等についてふれ、「共生の神学」、「共生の宣教論」の確立と実践の必要性について述べた。

 2日目は、全体協議において、発題についての活発な質疑応答がなされた後、「平和メッセージ」の文章について協議したほか、第3回「マイノリティ問題と宣教」国際会議(2015年11月18~21日、在日本韓国YMCAにて)開催に向けての準備について話し合った。

 最後に金副総会長の説教「レホボトの井戸」(創世記26・15~25)による閉会礼拝をもって終了した。(雲然俊美報)

 6月29日、30日正午まで、第39総会期の第2回信仰職制委員会を教団会議室Aで開催した。

 出席者は、藤盛勇紀委員長、小池磨理子委員、須田拓委員(29日のみ)、中村公一委員、武田真治委員、田村博委員、書記の宮地健一委員、道家紀一幹事であった。

 まず、エゼキエル34章1~11節を読み、「主から与えられた職務に励もう」という藤盛委員長のメッセージと祈りと共に、委員会は始まった。

 最初に、教団関係学校および関係団体外の教務教師登録に関して、教師委員会から、総幹事を通して当委員会の意見を求められている件について話し合った。その結果、『答申集』の105を踏まえて対処するよう答えることとした。

 また、教団関係学校でなくても、派遣要請または推薦要請を教団になせば、教規第128条第1項4号(ロ)から教務教師登録されることもあり得ると伝えることとした。

 続いて、『日本基督教団式文(試用版Ⅰ・Ⅱ)』の扱い及び『日本基督教団教団式文』改定について協議した。試用版に関しては、アンケートを全教区・支区と全教会・伝道所等に送付し、意見を収集することとし、アンケート内容を全委員で作成した。アンケートは8月末に発送し、10月末を締め切りとすることに決めた。

 教憲教規のコンメンタールについては、前回委員会の方針通り、「学びの継続」という観点から、前信仰職制委員の深谷松男氏が最近出版した『日本基督教団教憲教規釈義』を全委員が読んだ上で、次回意見交換をすることとした。(宮地健一報)

 教師委員会の役割は教規によれば、⑴教師養成機関に関する事項、⑵教師の育成、研修及び留学などに関する事項、⑶教師の人事交流に関する事項、⑷教師の戒規に関する事項、と記されている。それぞれ大きなテーマであるが、今ここで二について考えてみたい。

 教師の育成、研修、これは教師を養成する神学校だけの課題ではない。むしろそれぞれの働きの場に遣わされてからの長い歩みの中でのテーマであり、教団という全体教会の課題でもある。

 継続教育とか、生涯教育と言われる分野である。すでにこの分野においては教区、地区等における教師研修、各神学校の継続教育・研修会などの積み重ねがある。また教師相互の勉強会などもさまざまに行われている。これらの働きが教師の育成を支えてきたことは言うまでもない。

 一方、教団は過去において継続教育にさまざまに取り組んできたが、現在教師委員会が行っているのは、新任教師のオリエンテーションだけである。

 伝道推進室は准允後5年以内の教師を対象にした夏期研修会を行っている。今後こうした研修をどう広げ、深めていくかが大きな課題である。教団の継続教育に対する要望は、教師養成制度検討委員会からも出されている。

 さまざまな状況の中で、多岐にわたる課題を抱えている教師の継続教育、研修をどう展望していくかが、教師委員会の一つの大きな課題であろう。(教師委員長)

瀬川和雄氏(隠退教師)
 15年6月1日逝去、94歳。東京都に生まれる。43年日本神学校卒業、45年より白金、国立、横浜指路教会を経て、東京教区事務所で主事を務め、新生教会を牧会後、明治学院に勤め、98年に隠退。
 遺族は息・瀬川育雄さん。

杉本 茂氏(隠退教師)
 15年7月8日逝去、82歳。神奈川県に生まれる。65年日本聖書神学校卒業、66年より大井、西荻教会を経て、69年から72年まで敬和学園に勤め、再度西荻教会を牧会し09年に隠退。
 遺族は妻・杉本敏江さん。

佐々満穂氏(隠退教師)
 15年6月22日逝去、96歳。東京都に生まれる。76年日本聖書神学校卒業、77年より八丈島中之郷、十文字平和教会を経て97年に隠退。
 遺族は妻・佐々久女さん。

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