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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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【4799号】人ひととき 宮越 光さん 受け手から与え手へ

2014年6月7日

 母親と共に、自分に信仰を継承してくれた父親はすでに天に召されている。牧師を支え、教会で問題が起こったときにはその問題解決に真正面から向き合った人だった。礼拝の司式の最中突然倒れ、そのまま天に召された。教会に命を捧げる、父親の姿はまさにそれそのものだった。

 中高生時代、同世代の仲間が教会に溢れていた。支区の修養会となると、その数はさらに膨れ上がった。若い自分たちを束ねる一世代上のリーダーの影響は大きく、いつか自分もそのような立場に置かれるのだろうことは容易に想像できた。実際その年齢になってみると、付かず離れずの礼拝生活になるのだが、やはり中高生のリーダーとしての働き場で若い世代と接することは格別の何かがあった。

 一旦は不動産関係の一般企業に就職するのだが、サラリーマン生活への疑問が湧き上がり、一方で、教会と付帯施設である保育園の関係の中で奮闘する父親の姿を見させられ、そのままの生活をすることができなくなった。そして、祈り導かれ、キリスト教保育の世界に飛び込んだ。3代目クリスチャンとして当然の導きだったのかもしれない。

 父親の死後、都合15年、教会の役員の奉仕をしている。保育園での働きもそれなりの年数が過ぎた。しかし、まだ足らないところがあまりにも多い自らの現状を思わされている。

 気が付くと、あれだけたくさんいた同世代の仲間たちはほぼ教会から離れ去ってしまった。同世代の仲間がもう少し教会に残っていれば、属する教会や全体教会の現状ももう少し違っていただろうにと思わないわけでもない。しかし、今与えられている現実の中で、出来得ることは小さくとも、自分なりの献身を教会と施設の中で表したいと願っている。

 継承されたものを継承していくことこそが、自分の献身なのだから。

1972年千葉県出身。社会福祉法人ピスティスの会放課後児童クラブ施設長。松戸教会員。

 東日本大震災国際会議が去る3月11~14日に予定通り行われました。

 この会議の終わりにアンケートを配布、会議への感想と意見を問いました。その回答の中からポイントを拾ってみます。

・被災地仙台で国際会議がもたれたことに大きな意義を感じた。

・これまで参加した中で最もよく準備された国際会議でした。

・多言語会議の難しさに、終始よく対応されていました。この会議の重要な成果を私の国の教会生活や神学的省察に向けて、紹介したいと思います。

・全体会でみんなで修正しながら作っていく作業が印象的だった。

・内容が豊富で多くの学びと気づきの機会を与えられて感謝です。

・各国の交流を今後も深め、国際世論の形成ができることを願う。

 この他、質疑とグループ討論の時間が不足していた、国内他教派の人たちの参加が少なかったのでは、との指摘もありましたが、総じて、よい評価がほとんどでした。

 国際会議を終えた後、4月にステートメント(宣言文)を決定し、内外に発表しました。これも会議への評価の大きなポイントとなると思います。

 正直、国際会議を終えて、ほっとしていますが、これだけのことができたということは教団の力となったと強く感じます。また、これは、神の導きのもと、関係者すべてが賜物を生かし、協力、一致したことによります。感謝のほかありません。
(教団総会副議長 伊藤瑞男)

8:31 では、これらのことについて何と言ったらよいだろうか。もし神がわたしたちの味方であるならば、だれがわたしたちに敵対できますか。
8:32 わたしたちすべてのために、その御子をさえ惜しまず死に渡された方は、御子と一緒にすべてのものをわたしたちに賜らないはずがありましょうか。
8:33 だれが神に選ばれた者たちを訴えるでしょう。人を義としてくださるのは神なのです。
8:34 だれがわたしたちを罪に定めることができましょう。死んだ方、否、むしろ、復活させられた方であるキリスト・イエスが、神の右に座っていて、わたしたちのために執り成してくださるのです。
8:35 だれが、キリストの愛からわたしたちを引き離すことができましょう。艱難か。苦しみか。迫害か。飢えか。裸か。危険か。剣か。
8:36 「わたしたちは、あなたのために/一日中死にさらされ、/屠られる羊のように見られている」と書いてあるとおりです。
8:37 しかし、これらすべてのことにおいて、わたしたちは、わたしたちを愛してくださる方によって輝かしい勝利を収めています。
8:38 わたしは確信しています。死も、命も、天使も、支配するものも、現在のものも、未来のものも、力あるものも、
8:39 高い所にいるものも、低い所にいるものも、他のどんな被造物も、わたしたちの主キリスト・イエスによって示された神の愛から、わたしたちを引き離すことはできないのです。

2014年6月6日

8:18 現在の苦しみは、将来わたしたちに現されるはずの栄光に比べると、取るに足りないとわたしは思います。
8:19 被造物は、神の子たちの現れるのを切に待ち望んでいます。
8:20 被造物は虚無に服していますが、それは、自分の意志によるものではなく、服従させた方の意志によるものであり、同時に希望も持っています。
8:21 つまり、被造物も、いつか滅びへの隷属から解放されて、神の子供たちの栄光に輝く自由にあずかれるからです。
8:22 被造物がすべて今日まで、共にうめき、共に産みの苦しみを味わっていることを、わたしたちは知っています。
8:23 被造物だけでなく、“霊”の初穂をいただいているわたしたちも、神の子とされること、つまり、体の贖われることを、心の中でうめきながら待ち望んでいます。
8:24 わたしたちは、このような希望によって救われているのです。見えるものに対する希望は希望ではありません。現に見ているものをだれがなお望むでしょうか。
8:25 わたしたちは、目に見えないものを望んでいるなら、忍耐して待ち望むのです。
8:26 同様に、“霊”も弱いわたしたちを助けてくださいます。わたしたちはどう祈るべきかを知りませんが、“霊”自らが、言葉に表せないうめきをもって執り成してくださるからです。
8:27 人の心を見抜く方は、“霊”の思いが何であるかを知っておられます。“霊”は、神の御心に従って、聖なる者たちのために執り成してくださるからです。
8:28 神を愛する者たち、つまり、御計画に従って召された者たちには、万事が益となるように共に働くということを、わたしたちは知っています。
8:29 神は前もって知っておられた者たちを、御子の姿に似たものにしようとあらかじめ定められました。それは、御子が多くの兄弟の中で長子となられるためです。
8:30 神はあらかじめ定められた者たちを召し出し、召し出した者たちを義とし、義とされた者たちに栄光をお与えになったのです。

2014年6月5日

8:1 従って、今や、キリスト・イエスに結ばれている者は、罪に定められることはありません。
8:2 キリスト・イエスによって命をもたらす霊の法則が、罪と死との法則からあなたを解放したからです。
8:3 肉の弱さのために律法がなしえなかったことを、神はしてくださったのです。つまり、罪を取り除くために御子を罪深い肉と同じ姿でこの世に送り、その肉において罪を罪として処断されたのです。
8:4 それは、肉ではなく霊に従って歩むわたしたちの内に、律法の要求が満たされるためでした。
8:5 肉に従って歩む者は、肉に属することを考え、霊に従って歩む者は、霊に属することを考えます。
8:6 肉の思いは死であり、霊の思いは命と平和であります。
8:7 なぜなら、肉の思いに従う者は、神に敵対しており、神の律法に従っていないからです。従いえないのです。
8:8 肉の支配下にある者は、神に喜ばれるはずがありません。
8:9 神の霊があなたがたの内に宿っているかぎり、あなたがたは、肉ではなく霊の支配下にいます。キリストの霊を持たない者は、キリストに属していません。
8:10 キリストがあなたがたの内におられるならば、体は罪によって死んでいても、“霊”は義によって命となっています。
8:11 もし、イエスを死者の中から復活させた方の霊が、あなたがたの内に宿っているなら、キリストを死者の中から復活させた方は、あなたがたの内に宿っているその霊によって、あなたがたの死ぬはずの体をも生かしてくださるでしょう。
8:12 それで、兄弟たち、わたしたちには一つの義務がありますが、それは、肉に従って生きなければならないという、肉に対する義務ではありません。
8:13 肉に従って生きるなら、あなたがたは死にます。しかし、霊によって体の仕業を絶つならば、あなたがたは生きます。
8:14 神の霊によって導かれる者は皆、神の子なのです。
8:15 あなたがたは、人を奴隷として再び恐れに陥れる霊ではなく、神の子とする霊を受けたのです。この霊によってわたしたちは、「アッバ、父よ」と呼ぶのです。
8:16 この霊こそは、わたしたちが神の子供であることを、わたしたちの霊と一緒になって証ししてくださいます。
8:17 もし子供であれば、相続人でもあります。神の相続人、しかもキリストと共同の相続人です。キリストと共に苦しむなら、共にその栄光をも受けるからです。

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