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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan
 
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【4749号】東日本大震災支援の協議会

2012年6月2日

四国教区

第70回四国教区総会は4月30日~5月1日、高知教会を会場として開催された。
開会時出席正議員は155名中125名。
開会礼拝では矢野敬太牧師(愛南)が説教、廣澤幹夫牧師(川上)の司式により聖餐式が執り行われた。
第1日目冒頭では、昨年度からの東日本大震災救援・支援への取り組みの継続、教区規則文言の整理等について、「議長メッセージ」が語られた。
その後、諸報告を扱い、教団総会議員選挙が行われた。夕食の時間中には各分区の近況報告、新任教師紹介があり、互いの教会の一年の歩みを覚え合うひとときとなった。
夜には、「東日本大震災支援」と題し協議会を開催。森分望伝道師(八幡浜)より宮古教会・被災地への支援活動報告、広瀬満和牧師(三津)より「エマオへの道・四国」(東日本大震災ボランティアを送る会)活動報告がなされた。
更にボランティア活動に参加した教師から「被災地へ行ってみないと分からない困難さが多くある」、「被災教会と同じ思いになることが重要である、被災地ボランティアへ参加してほしい」と感想・勧めが述べられた。被災地諸教会の痛みを共有し、東日本大震災救援・支援へ取り組む重要性について理解を深めた。
第2日目は追悼式から開始された。引き続き、准允式が執行され、主の委託に応えるべく補教師3名が新たに立てられた。
その後、石橋秀雄教団議長より問安使挨拶を受け、質疑応答は「東日本大震災シンポジウム関連」、「聖餐関連」、「統一協会問題関連」の3点に亘ってなされた。石橋教団議長は「東日本大震災シンポジウムは、講演者選びの難しさを覚えつつ、小委員会で祈りながら準備を進めた」、「教団は信仰告白による一致の上に基づく聖書理解から教憲教規を定め、聖礼典の一致がある。論議する前にこれを逸脱することはやめるべき」と述べた。
「統一協会問題との関わりをめぐって、『異端』という言葉使いがPCK・日本基督教団双方に共有できているか」との質問については、大三島義孝幹事が「持ち帰り検討する」と答えた。
また「教師謝儀規定変更に関する件」、「日本基督教団四国教区規則変更に関する件」、「四国教区教会互助規則変更に関する件」、「宇和島信愛教会種別変更に関する件」等の各議案が可決された。
閉会礼拝では篠浦千史教区副議長が説教、教団の大きな痛みの中で注がれる神の助けを共に祈りつつ、今年度も共に歩んでゆくことを確認し総会を終えた。
教団総会議員選挙結果
【教職】黒田若雄(高知)、黒田道郎(石井)、小島誠志(久万)、木村一雄(琴平)、篠浦千史(さや)、芦名弘道(近永)、堀眞知子(瀬戸キリスト)、岡本康夫(日和佐)、上島一高(今治)
【信徒】長島恵子(鴨島兄弟)、竹村徳子(高知)、安宅登代子(石井)、濱田康行(土佐)、近藤康夫(新居浜西部)、遊口百合子(西条栄光)、西村大吉(久万)、木俣努(香川豊島)、東安子(近永)
(松本のぞみ報)

大阪教区

5月3日~4日、大阪女学院ヘールチャペルを会場に第57回大阪教区定期総会が開催された。開会時出席正議員は297名中202名。

准允式、聖餐式を含む開会礼拝が行われ、その後、「原発100キロの地で子供たちと生きる」と題した講演が片岡輝美氏によってなされた。夕食を挟んで諸報告がされ、1日目の日程が終了した。
2日目は、会計関係の議論から始められた。特に、繰越金の処分案とそれに基づく新年度予算案について、活発な議論がされた。昨年度会計において教区は多額の繰越金を出している現状があり、それならば新年度予算において負担金を減らすなどの対応ができないかどうか、実績に基づいた予算案を組むことができないか、そのことが議論の中心であった。それぞれの教会の財政が逼迫している状況は大多数が認めることであったが、負担は単なる負担ではなく恵みである等の意見も聞かれた。議論の末、繰越金処分案、新年度予算案は可決、承認された。
その後、教団問安使の岡本知之教団副議長から東日本大震災募金の協力への感謝が述べられ、引き続きの支援要請があった。また、質疑応答において、活発な意見交換がなされた。
教区活動連帯金検討委員会が考えている伝道資金について、各教会の経常収入の1パーセントに相当する額を原資とすることについて、また、その伝道資金の使途について、現実的でないのではないかという質問がなされたのに対し、岡本副議長は、「第27教団総会の決議に立脚するという前提で1パーセントという数字が出ているが、必ずしもその数字に拘るつもりはない」と回答し、伝道資金の使途については、「各個教会に仕えるサービスを教団が提供する形を実現したい」と回答した。
沖縄教区との関係修復について今後の見通しを聞かせてほしい、との質問に対しては、「まずとにかく一度会いたいと願っている。そこからしか関係回復は始まらないと思っているが、残念ながら実現していない」と回答した。
震災復興に関して、あまりにも内向き過ぎるのではないか、との意見に対して、「教会が後回しになっている現実もあり、地域を大切にしてきたつもりである」と回答した。
その他、「教団と沖縄教区の関係が再確立され、『教団沖縄宣教連帯金』が正常に戻るまでの間、その減額分を教区が担う展望のもと、2013年度も昨年同様に継続する件」「大谷隆夫教師(関西労働者伝道委員会専従者・教務教師、摂津富田教会主任担任教師)他3人に対する大阪地裁不当判決に抗議し、この裁判を大阪教区として支援し続ける件」「原子力発電のない社会を目指す決議に関する件」「北村慈郎教師の『免職』の撤回を求め、教団内部で対話の回復を求める件」「『日の丸』『君が代』の強制に反対する声明に関する件」等が可決された。
教団総会議員選挙結果
【教職】向井希夫(大阪聖和)、小笠原純(高槻日吉台)、小林よう子(箕面)、小豆真人(東梅田)、古郝荘八(高石)、岡村恒(大阪)、村山盛芳(浪花)、山田謙(池田五月山)、上地武(大正めぐみ)、田邊由紀夫(茨木)、大澤星一(西大和)、中西真二(小阪)、浅見覚(枚岡)、清藤淳(和歌山)、大西邦彦(主座)
【信徒】安田信夫(高槻)、山崎喜美子(愛隣)、東谷誠(いずみ)、山田淳子(大阪聖和)、田川久美(喜連自由)、鹿野幸枝(都島)、山本勝彦 (南大阪)、飯沼眞(高石)、江本義一(茨木東)、楠原道温(茨木)、大見川昭子(大阪)、中村賢治郎(小阪)、新藤豪(茨木春日丘)、有田いづみ(御坊)、筧正彦(茨木東)
(小林信人報)

31:31 見よ、わたしがイスラエルの家、ユダの家と新しい契約を結ぶ日が来る、と主は言われる。
31:32 この契約は、かつてわたしが彼らの先祖の手を取ってエジプトの地から導き出したときに結んだものではない。わたしが彼らの主人であったにもかかわらず、彼らはこの契約を破った、と主は言われる。
31:33 しかし、来るべき日に、わたしがイスラエルの家と結ぶ契約はこれである、と主は言われる。すなわち、わたしの律法を彼らの胸の中に授け、彼らの心にそれを記す。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。
31:34 そのとき、人々は隣人どうし、兄弟どうし、「主を知れ」と言って教えることはない。彼らはすべて、小さい者も大きい者もわたしを知るからである、と主は言われる。わたしは彼らの悪を赦し、再び彼らの罪に心を留めることはない。

2012年6月1日

東日本大震災 日本基督教団救援対策本部 第11回会議 決議事項

日 時 2012年4月27日(金)午後3時~7時6分

会 場 教団会議室

出席者 委員 石橋秀雄、岡本知之、雲然俊美、北 紀吉、佐久間文雄、長崎哲夫、大村 栄、藤掛順一

幹事 内藤留幸、藤盛勇紀、加藤 誠、大三島義孝、計良祐時、道家紀一、野村和正

陪席者 邑原宗男(奥羽教区議長)、高橋和人(東北教区議長)、秋山 徹(関東教区議長)、

岸 憲秀(全国教会幼稚園連絡会)、小宮山剛(教師委員長)、前北未央(救援対策本部主事)、

伊東正道(信徒の友編集部)

開 会

Ⅰ.聖書 詩編29編  祈祷  石橋秀雄本部長

Ⅱ.議事日程承認の件(陪席者承認を含む)

石橋本部長が提案し、これを承認した。

Ⅲ.前回記録承認の件

別紙第10回会議(2012年3月23日開催)記録案を承認した。

議 事

Ⅰ.報告事項

1.募金関係報告(国内募金、海外からの献金)

佐久間委員が4月23日現在の募金状況として、国内募金が3億4535万3307円、海外からの献金が2億1044万705円となっていることを報告した。

2.海外献金プロジェクト小委員会、救援対策本部事務局(11号室)等報告(会計報告を含む)

加藤幹事が別紙資料に基づいて、11号室室長会議、各センター活動、海外献金プロジェクト関係(寄り添いボランティア講座開催、第2回こひつじキャンプ開催・第3回計画、エマオ笹屋敷「雀踊り」計画、エマオ笹屋敷外屋根設置工事計画、ハートフル遠野UCCJ「お花見」開催・各仮設住宅自治会お花見支援、会計状況等)の報告をした。

3.教区報告

(1) 奥羽教区

邑原奥羽教区議長が別紙資料に基づいて、千厩教会土地購入、各教会並びに被災地の現状、被災教会支援会計等の報告をした。

(2) 東北教区

高橋東北教区議長が別紙資料に基づいて、支援センター関係報告(教団派遣専従者交替、堀川愛生園追加支援要望、北日本三教区による短期保養プログラム実施、原発事故に起因する放射線問題対策室設置準備、教会関係諸施設入園保育料減免額支援要請など)、建物復興関係(重点支援指定教会対象の建物復興懇談会開催、主な再建復興状況など)等の報告をした。

(3) 関東教区

秋山関東教区議長が別紙資料に基づいて、震災1周年記念礼拝開催、被災支援委員会開催、仙台エマオ等訪問、会堂・牧師館被害状況集計(現時点で2億5~6千万円の見込み)、信徒宅被害への見舞金額決定、水戸自由が丘教会・益子教会・桐生東部教会の援助申請額決定等の報告をした。

なお、上記の報告の後、各被災教区によって自教区に直接寄せられている献金の総額およびその取り扱いの方針が違っていることが指摘された。

4.その他

(1) シンポジウム 3・11諸集会準備委員会報告

藤掛委員が別紙資料に基づいて、シンポジウム記録集の残部が無くなったこと、震災1周年記念集会については取りやめの方向であること、教団としての記念集会計画については本部会議で検討してほしいこと、本委員会の終結を提案することを報告した。

(2)「東日本大震災救援対策本部ニュース」Vol.03発行報告

大村委員が、本部ニュース第3号を報告したこと、次号は5月20日頃に発行する予定であることを報告した。

(3) 現地視察報告

雲然書記が、教団が取り組んでいる救援対策事業である、仙台エマオ、石巻エマオ、遠野センターを訪問し、それぞれのワークの現状を視察したことを報告した。

(4) 東北大学寄附講座開講報告

岡本副議長が、寄付講座開講の報告を受けたことを報告した。

(5) JEDRO(NCC)報告

大村委員がNCC総会後、JEDROの運営委員会がもたれたことを報告した。

(6) 被災教会・伝道所担任教師健康診断(人間ドック)費用補助報告

小宮山教師委員長が第4回受診費用補助(289,900円)をしたことを報告した。

Ⅱ.審議事項

1.救援対策本部・組織整備に関する件

協議の後、「救援対策室会議」をもつこと、同会議のメンバーは、三役(全員が出席できない場合でも誰か一名の出席が必要)、長崎哲夫委員、佐久間文雄委員、加藤誠幹事、藤盛勇紀総務幹事、計良祐時財務幹事、前北未央主事とすること、および、同会議において会堂・牧師館再建支援に関する事柄も扱うことを承認した。

2.田中弘志委員の後任の件

石橋本部長が、本対策本部から宣教協力学校協議会に対して委員の推薦を依頼し、それを受けて第5回常任常議員会(6月12日)で承認を得ることを提案し、これを承認した。

3.海外献金プロジェクト小委員会、室長会議からの提案事項に関する件

(1) 遠野センターにおける佐々木ムツ子氏の雇用の件

協議の後、佐々木氏との雇用契約については、三役、内藤総幹事、藤盛総務幹事、計良財務幹事に一任することとした。

(2) 遠野センター常駐者の件

遠野センターへの常駐者派遣に関しては今後の課題とした。

4.2012年度予算案について

2012年度事業計画および予算案について協議し、海外献金プロジェクトに関しては、現在用いることができる海外募金残額を確認し、その上で、今後継続支援事業に必要な分とすでに支援を約束している事業支援分、さらに通常経費分を合算したところ、大変厳しい会計状況にあることを確認した。

そこで、今後は海外献金プロジェクトによる活動については継続支援事業を優先的に進めること、新規事業については予算案の内容を詳細に検討し、場合によっては凍結すること、および、今後教団派遣の現地常駐者や有償ボランティアに関わる費用もできるだけ削減して行くことなどを話し合った。

5.石巻エマオ有償ボランティアの労務管理の件

現在の有償ボランティアの労務管理については、東北教区支援センターの有給スタッフと同様に、同センターで一括して行うこととした。

6.海外の教会への募金依頼について

海外の教会に対しての募金依頼(報告書作成)を早急に進めることとした。

7.教団としての記念集会開催の件

教団主催の震災に関する記念集会は行わないこととした。

8.北海教区における報告集会への委員派遣の件

まずは、北海教区総会において教団問安使が震災対応の報告と募金のアピールをすることとした。

9.救援対策活動の総括の件

これまでの教団の救援対策活動の中間的な総括について、今後11号室と三役で検討することとした。

Ⅲ.次回(第12回)会議開催予定

2012年5月31日(木)午後2~6時、教団会議室にて開催する。

閉 会  祈祷 邑原奥羽教区議長

※これは、教団救援対策本部会議の正式な議事録ということではありません。

61:1 主はわたしに油を注ぎ/主なる神の霊がわたしをとらえた。わたしを遣わして/貧しい人に良い知らせを伝えさせるために。打ち砕かれた心を包み/捕らわれ人には自由を/つながれている人には解放を告知させるために。
61:2 主が恵みをお与えになる年/わたしたちの神が報復される日を告知して/嘆いている人々を慰め
61:3 シオンのゆえに嘆いている人々に/灰に代えて冠をかぶらせ/嘆きに代えて喜びの香油を/暗い心に代えて賛美の衣をまとわせるために。彼らは主が輝きを現すために植えられた/正義の樫の木と呼ばれる。
61:4 彼らはとこしえの廃虚を建て直し/古い荒廃の跡を興す。廃虚の町々、代々の荒廃の跡を新しくする。
61:5 他国の人々が立ってあなたたちのために羊を飼い/異邦の人々があなたたちの畑を耕し/ぶどう畑の手入れをする。
61:6 あなたたちは主の祭司と呼ばれ/わたしたちの神に仕える者とされ/国々の富を享受し/彼らの栄光を自分のものとする。
61:7 あなたたちは二倍の恥を受け/嘲りが彼らの分だと言われたから/その地で二倍のものを継ぎ/永遠の喜びを受ける。

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