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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

日毎の糧,未分類:一覧

コヘレトの手紙9・1~16

2012年10月17日
9:1 わたしは心を尽くして次のようなことを明らかにした。すなわち/善人、賢人、そして彼らの働きは/神の手の中にある。愛も、憎しみも、人間は知らない。人間の前にあるすべてのことは 9:2 何事も同じで/同じひとつのことが善人にも悪人にも良い人にも/清い人にも不浄な人にも/いけにえをささげる人にもささげない人にも臨む。良い人に起こることが罪を犯す人にも起こり/誓いを立てる人に起こることが/誓いを恐れる人にも起こる。 9:3 太陽の下に起こるすべてのことの中で最も悪いのは、だれにでも同じひとつのことが臨むこと、その上、生きている間、人の心は悪に満ち、思いは狂っていて、その後は死ぬだけだということ。 9:4 命あるもののうちに数えられてさえいれば/まだ安心だ。犬でも、生きていれば、死んだ獅子よりましだ。 9:5 生きているものは、少なくとも知っている/自分はやがて死ぬ、ということを。しか……

コヘレトの手紙8・9~17

2012年10月16日
8:9 わたしはこのようなことを見極め、太陽の下に起こるすべてのことを、熱心に考えた。今は、人間が人間を支配して苦しみをもたらすような時だ。 8:10 だから、わたしは悪人が葬儀をしてもらうのも、聖なる場所に出入りするのも、また、正しいことをした人が町で忘れ去られているのも見る。これまた、空しい。 8:11 悪事に対する条令が速やかに実施されないので/人は大胆に悪事をはたらく。 8:12 罪を犯し百度も悪事をはたらいている者が/なお、長生きしている。にもかかわらず、わたしには分かっている。神を畏れる人は、畏れるからこそ幸福になり 8:13 悪人は神を畏れないから、長生きできず/影のようなもので、決して幸福にはなれない。 8:14 この地上には空しいことが起こる。善人でありながら/悪人の業の報いを受ける者があり/悪人でありながら/善人の業の報いを受ける者がある。これまた空しいと、わ……

コヘレトの手紙7・1~14

2012年10月15日
7:1 名声は香油にまさる。死ぬ日は生まれる日にまさる。 7:2 弔いの家に行くのは/酒宴の家に行くのにまさる。そこには人皆の終りがある。命あるものよ、心せよ。 7:3 悩みは笑いにまさる。顔が曇るにつれて心は安らぐ。 7:4 賢者の心は弔いの家に/愚者の心は快楽の家に。 7:5 賢者の叱責を聞くのは/愚者の賛美を聞くのにまさる。 7:6 愚者の笑いは鍋の下にはぜる柴の音。これまた空しい。 7:7 賢者さえも、虐げられれば狂い/賄賂をもらえば理性を失う。 7:8 事の終りは始めにまさる。気位が高いよりも気が長いのがよい。 7:9 気短に怒るな。怒りは愚者の胸に宿るもの。 7:10 昔の方がよかったのはなぜだろうかと言うな。それは賢い問いではない。 7:11 知恵は遺産に劣らず良いもの。日の光を見る者の役に立つ。 7:12 知恵の陰に宿れば銀の陰に宿る、というが/知って……

フィリピの信徒への手紙1・12~30

2012年10月14日
1:12 兄弟たち、わたしの身に起こったことが、かえって福音の前進に役立ったと知ってほしい。 1:13 つまり、わたしが監禁されているのはキリストのためであると、兵営全体、その他のすべての人々に知れ渡り、 1:14 主に結ばれた兄弟たちの中で多くの者が、わたしの捕らわれているのを見て確信を得、恐れることなくますます勇敢に、御言葉を語るようになったのです。 1:15 キリストを宣べ伝えるのに、ねたみと争いの念にかられてする者もいれば、善意でする者もいます。 1:16 一方は、わたしが福音を弁明するために捕らわれているのを知って、愛の動機からそうするのですが、 1:17 他方は、自分の利益を求めて、獄中のわたしをいっそう苦しめようという不純な動機からキリストを告げ知らせているのです。 1:18 だが、それがなんであろう。口実であれ、真実であれ、とにかく、キリストが告げ知らされている……

コヘレトの言葉6・1~12

2012年10月13日
6:1 太陽の下に、次のような不幸があって、人間を大きく支配しているのをわたしは見た。 6:2 ある人に神は富、財宝、名誉を与え、この人の望むところは何ひとつ欠けていなかった。しかし神は、彼がそれを自ら享受することを許されなかったので、他人がそれを得ることになった。これまた空しく、大いに不幸なことだ。 6:3 人が百人の子を持ち、長寿を全うしたとする。しかし、長生きしながら、財産に満足もせず/死んで葬儀もしてもらえなかったなら/流産の子の方が好運だとわたしは言おう。 6:4 その子は空しく生まれ、闇の中に去り/その名は闇に隠される。 6:5 太陽の光を見ることも知ることもない。しかし、その子の方が安らかだ。 6:6 たとえ、千年の長寿を二度繰り返したとしても、幸福でなかったなら、何になろう。すべてのものは同じひとつの所に行くのだから。 6:7 人の労苦はすべて口のためだが/それ……

コヘレトの言葉5・1~16

2012年10月12日
5:1 焦って口を開き、心せいて/神の前に言葉を出そうとするな。神は天にいまし、あなたは地上にいる。言葉数を少なくせよ。 5:2 夢を見るのは悩みごとが多いから。愚者の声と知れるのは口数が多いから。 5:3 神に願をかけたら/誓いを果たすのを遅らせてはならない。愚か者は神に喜ばれない。願をかけたら、誓いを果たせ。 5:4 願をかけておきながら誓いを果たさないなら/願をかけないほうがよい。 5:5 口が身を滅ぼすことにならないように。使者に「あれは間違いでした」などと言うな。神はその声を聞いて怒り/あなたの手の業を滅ぼされるであろう。 5:6 夢や空想が多いと饒舌になる。神を畏れ敬え。 5:7 貧しい人が虐げられていることや、不正な裁き、正義の欠如などがこの国にあるのを見ても、驚くな。なぜなら/身分の高い者が、身分の高い者をかばい/更に身分の高い者が両者をかばうのだから。 5:……

コヘレトの言葉4・1~12

2012年10月11日
4:1 わたしは改めて、太陽の下に行われる虐げのすべてを見た。見よ、虐げられる人の涙を。彼らを慰める者はない。見よ、虐げる者の手にある力を。彼らを慰める者はない。 4:2 既に死んだ人を、幸いだと言おう。更に生きて行かなければならない人よりは幸いだ。 4:3 いや、その両者よりも幸福なのは、生まれて来なかった者だ。太陽の下に起こる悪い業を見ていないのだから。 4:4 人間が才知を尽くして労苦するのは、仲間に対して競争心を燃やしているからだということも分かった。これまた空しく、風を追うようなことだ。 4:5 愚か者は手をつかねてその身を食いつぶす。 4:6 片手を満たして、憩いを得るのは/両手を満たして、なお労苦するよりも良い。それは風を追うようなことだ。 4:7 わたしは改めて/太陽の下に空しいことがあるのを見た。 4:8 ひとりの男があった。友も息子も兄弟もない。際限もなく……

コヘレトの言葉3・1~15

2012年10月10日
3:1 何事にも時があり/天の下の出来事にはすべて定められた時がある。 3:2 生まれる時、死ぬ時/植える時、植えたものを抜く時 3:3 殺す時、癒す時/破壊する時、建てる時 3:4 泣く時、笑う時/嘆く時、踊る時 3:5 石を放つ時、石を集める時/抱擁の時、抱擁を遠ざける時 3:6 求める時、失う時/保つ時、放つ時 3:7 裂く時、縫う時/黙する時、語る時 3:8 愛する時、憎む時/戦いの時、平和の時。 3:9 人が労苦してみたところで何になろう。 3:10 わたしは、神が人の子らにお与えになった務めを見極めた。 3:11 神はすべてを時宜にかなうように造り、また、永遠を思う心を人に与えられる。それでもなお、神のなさる業を始めから終りまで見極めることは許されていない。 3:12 わたしは知った/人間にとって最も幸福なのは/喜び楽しんで一生を送ることだ、と 3:13……

コヘレトの言葉2・12~26

2012年10月9日
2:12 また、わたしは顧みて/知恵を、狂気と愚かさを見極めようとした。王の後を継いだ人が/既になされた事を繰り返すのみなら何になろうか。 2:13 わたしの見たところでは/光が闇にまさるように、知恵は愚かさにまさる。 2:14 賢者の目はその頭に、愚者の歩みは闇に。しかしわたしは知っている/両者に同じことが起こるのだということを。 2:15 わたしはこうつぶやいた。「愚者に起こることは、わたしにも起こる。より賢くなろうとするのは無駄だ。」これまた空しい、とわたしは思った。 2:16 賢者も愚者も、永遠に記憶されることはない。やがて来る日には、すべて忘れられてしまう。賢者も愚者も等しく死ぬとは何ということか。 2:17 わたしは生きることをいとう。太陽の下に起こることは、何もかもわたしを苦しめる。どれもみな空しく、風を追うようなことだ。 2:18 太陽の下でしたこの労苦の結果を……

コヘレトの言葉1・1~18

2012年10月8日
1:1 エルサレムの王、ダビデの子、コヘレトの言葉。 1:2 コヘレトは言う。なんという空しさ/なんという空しさ、すべては空しい。 1:3 太陽の下、人は労苦するが/すべての労苦も何になろう。 1:4 一代過ぎればまた一代が起こり/永遠に耐えるのは大地。 1:5 日は昇り、日は沈み/あえぎ戻り、また昇る。 1:6 風は南に向かい北へ巡り、めぐり巡って吹き/風はただ巡りつつ、吹き続ける。 1:7 川はみな海に注ぐが海は満ちることなく/どの川も、繰り返しその道程を流れる。 1:8 何もかも、もの憂い。語り尽くすこともできず/目は見飽きることなく/耳は聞いても満たされない。 1:9 かつてあったことは、これからもあり/かつて起こったことは、これからも起こる。太陽の下、新しいものは何ひとつない。 1:10 見よ、これこそ新しい、と言ってみても/それもまた、永遠の昔からあり/この時……
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