6:1 災いだ、シオンに安住し/サマリアの山で安逸をむさぼる者らは。諸国民の頭である国に君臨し/イスラエルの家は彼らに従っている。
6:2 カルネに赴いて、よく見よ。そこから、ハマト・ラバに行き/ペリシテ人のガトに下れ。お前たちはこれらの王国にまさっているか。彼らの領土は/お前たちの領土より大きいか。
6:3 お前たちは災いの日を遠ざけようとして/不法による支配を引き寄せている。
6:4 お前たちは象牙の寝台に横たわり/長いすに寝そべり/羊の群れから小羊を取り/牛舎から子牛を取って宴を開き
6:5 竪琴の音に合わせて歌に興じ/ダビデのように楽器を考え出す。
6:6 大杯でぶどう酒を飲み/最高の香油を身に注ぐ。しかし、ヨセフの破滅に心を痛めることがない。
6:7 それゆえ、今や彼らは捕囚の列の先頭を行き/寝そべって酒宴を楽しむことはなくなる。
6:8 主なる神は御自分を指して誓……
5:16 それゆえ、万軍の神なる主はこう言われる。どの広場にも嘆きが起こり/どの通りにも泣き声があがる。悲しむために農夫が/嘆くために泣き男が呼ばれる。
5:17 どのぶどう畑にも嘆きが起こる。わたしがお前たちの中を通るからだと/主は言われる。
5:18 災いだ、主の日を待ち望む者は。主の日はお前たちにとって何か。それは闇であって、光ではない。
5:19 人が獅子の前から逃れても熊に会い/家にたどりついても/壁に手で寄りかかると/その手を蛇にかまれるようなものだ。
5:20 主の日は闇であって、光ではない。暗闇であって、輝きではない。
5:21 わたしはお前たちの祭りを憎み、退ける。祭りの献げ物の香りも喜ばない。
5:22 たとえ、焼き尽くす献げ物をわたしにささげても/穀物の献げ物をささげても/わたしは受け入れず/肥えた動物の献げ物も顧みない。
5:23 お前たちの騒がしい歌……
5:1 イエスがゲネサレト湖畔に立っておられると、神の言葉を聞こうとして、群衆がその周りに押し寄せて来た。
5:2 イエスは、二そうの舟が岸にあるのを御覧になった。漁師たちは、舟から上がって網を洗っていた。
5:3 そこでイエスは、そのうちの一そうであるシモンの持ち舟に乗り、岸から少し漕ぎ出すようにお頼みになった。そして、腰を下ろして舟から群衆に教え始められた。
5:4 話し終わったとき、シモンに、「沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい」と言われた。
5:5 シモンは、「先生、わたしたちは、夜通し苦労しましたが、何もとれませんでした。しかし、お言葉ですから、網を降ろしてみましょう」と答えた。
5:6 そして、漁師たちがそのとおりにすると、おびただしい魚がかかり、網が破れそうになった。
5:7 そこで、もう一そうの舟にいる仲間に合図して、来て手を貸してくれるように頼んだ。彼らは……
5:1 イスラエルの家よ、この言葉を聞け。わたしがお前たちについてうたう悲しみの歌を。
5:2 「おとめイスラエルは倒れて/再び起き上がらず/地に捨てられて/助け起こす者はいない。」
5:3 まことに、主なる神はこう言われる。「イスラエルの家では/千人の兵を出した町に、生き残るのは百人/百人の兵を出した町に、生き残るのは十人。」
5:4 まことに、主はイスラエルの家にこう言われる。わたしを求めよ、そして生きよ。
5:5 しかし、ベテルに助けを求めるな/ギルガルに行くな/ベエル・シェバに赴くな。ギルガルは必ず捕らえ移され/ベテルは無に帰するから。
5:6 主を求めよ、そして生きよ。さもないと主は火のように/ヨセフの家に襲いかかり/火が燃え盛っても/ベテルのためにその火を消す者はない。
5:7 裁きを苦よもぎに変え/正しいことを地に投げ捨てる者よ。
5:8 すばるとオリオンを造り……
4:4 ベテルに行って罪を犯し/ギルガルに行って罪を重ねよ。朝ごとにいけにえを携え/三日目には十分の一税を納めるがよい。
4:5 感謝の献げ物に酵母を入れたパンを焼け。大声で、随意の献げ物をする、と触れ回れ。イスラエルの人々よ/それがお前たちの好んでいることだと/主なる神は言われる。
4:6 だから、わたしもお前たちのすべての町で/歯を清く保たせ/どの居住地でもパンを欠乏させた。しかし、お前たちはわたしに帰らなかったと/主は言われる。
4:7 また、刈り入れにはまだ三月もあったのに/わたしはお前たちに雨を拒んだ。ある町には雨を降らせ/ほかの町には雨を降らせなかった。ある畑には雨が降ったが/雨のない畑は枯れてしまった。
4:8 二つ三つの町が水を飲むために/一つの町によろめいて行ったが/渇きはいやされなかった。しかし、お前たちはわたしに帰らなかったと/主は言われる。
4:9 わたし……
3:1 イスラエルの人々よ/主がお前たちに告げられた言葉を聞け。――わたしがエジプトの地から導き上った/全部族に対して――
3:2 地上の全部族の中からわたしが選んだのは/お前たちだけだ。それゆえ、わたしはお前たちを/すべての罪のゆえに罰する。
3:3 打ち合わせもしないのに/二人の者が共に行くだろうか。
3:4 獲物もないのに/獅子が森の中でほえるだろうか。獲物を捕らえもせずに/若獅子が穴の中から声をとどろかすだろうか。
3:5 餌が仕掛けられてもいないのに/鳥が地上に降りて来るだろうか。獲物もかからないのに/罠が地面から跳ね上がるだろうか。
3:6 町で角笛が吹き鳴らされたなら/人々はおののかないだろうか。町に災いが起こったなら/それは主がなされたことではないか。
3:7 まことに、主なる神はその定められたことを/僕なる預言者に示さずには/何事もなされない。
3:8 獅子……
2:6 主はこう言われる。イスラエルの三つの罪、四つの罪のゆえに/わたしは決して赦さない。彼らが正しい者を金で/貧しい者を靴一足の値で売ったからだ。
2:7 彼らは弱い者の頭を地の塵に踏みつけ/悩む者の道を曲げている。父も子も同じ女のもとに通い/わたしの聖なる名を汚している。
2:8 祭壇のあるところではどこでも/その傍らに質にとった衣を広げ/科料として取り立てたぶどう酒を/神殿の中で飲んでいる。
2:9 その行く手から/アモリ人を滅ぼしたのはわたしだ。彼らはレバノン杉の木のように高く/樫の木のように強かったが/わたしは、上は梢の実から/下はその根に至るまで滅ぼした。
2:10 お前たちをエジプトの地から上らせ/四十年の間、導いて荒れ野を行かせ/アモリ人の地を得させたのはわたしだ。
2:11 わたしはお前たちの中から預言者を/若者の中からナジル人を起こした。イスラエルの人々よ、そ……
2:1 主はこう言われる。モアブの三つの罪、四つの罪のゆえに/わたしは決して赦さない。彼らがエドムの王の骨を焼き、灰にしたからだ。
2:2 わたしはモアブに火を放つ。火はケリヨトの城郭をなめ尽くす。鬨の声があがり、角笛が鳴り響く中で/混乱のうちにモアブは死ぬ。
2:3 わたしは治める者をそこから絶ち/その高官たちも皆殺しにすると/主は言われる。
2:4 主はこう言われる。ユダの三つの罪、四つの罪のゆえに/わたしは決して赦さない。彼らが主の教えを拒み/その掟を守らず/先祖も後を追った偽りの神によって/惑わされたからだ。
2:5 わたしはユダに火を放つ。火はエルサレムの城郭をなめ尽くす。
1:1 テコアの牧者の一人であったアモスの言葉。それは、ユダの王ウジヤとイスラエルの王ヨアシュの子ヤロブアムの時代、あの地震の二年前に、イスラエルについて示されたものである。
1:2 彼は言った。主はシオンからほえたけり/エルサレムから声をとどろかされる。羊飼いの牧草地は乾き/カルメルの頂は枯れる。
1:3 主はこう言われる。ダマスコの三つの罪、四つの罪のゆえに/わたしは決して赦さない。彼らが鉄の打穀板を用い/ギレアドを踏みにじったからだ。
1:4 わたしはハザエルの宮殿に火を放つ。火はベン・ハダドの城郭をなめ尽くす。
1:5 わたしはダマスコ城門のかんぬきを砕き/ビクアト・アベン(悪の谷)から支配者を/ベト・エデン(快楽の家)から/王笏を持つ者を断つ。アラムの民はキルの地に捕らえられて行くと/主は言われる。
3:15 民衆はメシアを待ち望んでいて、ヨハネについて、もしかしたら彼がメシアではないかと、皆心の中で考えていた。
3:16 そこで、ヨハネは皆に向かって言った。「わたしはあなたたちに水で洗礼を授けるが、わたしよりも優れた方が来られる。わたしは、その方の履物のひもを解く値打ちもない。その方は、聖霊と火であなたたちに洗礼をお授けになる。
3:17 そして、手に箕を持って、脱穀場を隅々まできれいにし、麦を集めて倉に入れ、殻を消えることのない火で焼き払われる。」
3:18 ヨハネは、ほかにもさまざまな勧めをして、民衆に福音を告げ知らせた。
3:19 ところで、領主ヘロデは、自分の兄弟の妻ヘロディアとのことについて、また、自分の行ったあらゆる悪事について、ヨハネに責められたので、
3:20 ヨハネを牢に閉じ込めた。こうしてヘロデは、それまでの悪事にもう一つの悪事を加えた。
3:21 民……