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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

箴言7・6~23

2023年9月15日
下ノ橋教会

わたしが家の窓から
格子を通して外を眺めていると
 浅はかな者らが見えたが、中に一人
意志の弱そうな若者がいるのに気づいた。
 通りを過ぎ、女の家の角に来ると
そちらに向かって歩いて行った。
 日暮れ時の薄闇の中を、夜半の闇に向かって。
 見よ、女が彼を迎える。
遊女になりきった、本心を見せない女。
 騒々しく、わがままで
自分の家に足の落ち着くことがない。
 街に出たり、広場に行ったり
あちこちの角で待ち構えている。
 彼女は若者をつかまえると接吻し
厚かましくも、こう言った。
 「和解の献げ物をする義務があったのですが
今日は満願の供え物も済ませました。
 それで、お迎えに出たのです。
あなたのお顔を捜し求めて、やっと会えました。
 寝床には敷物を敷きました
エジプトの色糸で織った布を。
 床にはミルラの香りをまきました
アロエやシナモンも。
 さあ、愛し合って楽しみ
朝まで愛を交わして満ち足りましょう。
 夫は家にいないのです、遠くへ旅立ちました。
 手に銀貨の袋を持って行きましたから
満月になるまでは帰らないでしょう。」
 彼女に説き伏せられ、滑らかな唇に惑わされて
 たちまち、彼は女に従った。
まるで、屠り場に行く雄牛だ。
足に輪をつけられ、無知な者への教訓となって。
 やがて、矢が肝臓を貫くであろう。
彼は罠にかかる鳥よりもたやすく
自分の欲望の罠にかかったことを知らない。

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