ダレイオス王の第二年六月一日に、主の言葉が預言者ハガイを通して、ユダの総督シェアルティエルの子ゼルバベルと大祭司ヨツァダクの子ヨシュアに臨んだ。 「万軍の主はこう言われる。この民は、『まだ、主の神殿を再建する時は来ていない』と言っている。」
主の言葉が、預言者ハガイを通して臨んだ。
「今、お前たちは、この神殿を
廃虚のままにしておきながら
自分たちは板ではった家に住んでいてよいのか。
今、万軍の主はこう言われる。
お前たちは自分の歩む道に心を留めよ。
種を多く蒔いても、取り入れは少ない。
食べても、満足することなく
飲んでも、酔うことがない。
衣服を重ねても、温まることなく
金をかせぐ者がかせいでも
穴のあいた袋に入れるようなものだ。
万軍の主はこう言われる。
お前たちは自分の歩む道に心を留めよ。
山に登り、木を切り出して、神殿を建てよ。
わたしはそれを喜び、栄光を受けると
主は言われる。
お前たちは多くの収穫を期待したが
それはわずかであった。
しかも、お前たちが家へ持ち帰るとき
わたしは、それを吹き飛ばした。
それはなぜか、と万軍の主は言われる。
それは、わたしの神殿が廃虚のままであるのに
お前たちが、それぞれ自分の家のために
走り回っているからだ。
それゆえ、お前たちの上に
天は露を降らさず
地は産物を出さなかった。
わたしが干ばつを呼び寄せたので
それは、大地と山々と穀物の上に
新しいぶどう酒とオリーブ油と
土地が産み出す物の上に
また人間と家畜と
すべて人の労苦の上に及んだのだ。」